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清水草一氏「フェラーリ458を2580万円で買って5年後に2200万円で売却できた」

2017/08/16

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webCGで連載中の清水草一氏のエッセイ「カーマニア人間国宝への道」第43回、”フェラーリ様って凄い……”が掲載に。
これによると清水草一氏は5年前にフェラーリ458イタリアを2580万円で購入し、今回2200万円で売却した、とのこと。
その間の走行距離は11,000キロ、購入時の2580万円は総支払額で諸経費が含まれるため、車両本体価格のみだと「値下がりしたのは200万円くらい」、と述べています。

フェラーリはとにかくリセールが高いことが特徴で、購入するときも高価ですが売却するときも高価。
かつ、最近のフェラーリだと「7年間無料メンテナンスプログラム」付きとなっており、所有している間の維持費用もさほどかからなくなっています。

ぼくは常々フェラーリについて「買ってから売るまで」を考えるともっとも安価に購入できるスーパーカーではないかと考えていて、それは新車購入時の残価設定ローンの据え置き金額が「75%(3年)」ということからも明らか。
最近残価設定が引き上げになったランボルギーニでも「65%(ウラカン)」とまだまだ追いつかず、フェラーリは圧倒的なリセールを誇る、と言って良いでしょう。

更に言えば「中古フェラーリ」は「買ってから売るまで」の得失差を考えると、上述の清水草一氏の例のようにさらに有利な車ではないかと考えています。
ただ、新型車は発売されて1-2年くらいの間は納車が追いつかず中古相場も高いので、したがって「発売されて2-3年経過したくらいのフェラーリを中古で購入し、メンテナンスプログラムが切れる7年目までに売る」のが得策ではないか、と考えているのですね。
この場合、購入後すぐに車検が来ますが、それはメンテナンスプログラムの助けを借りて乗り切る(必要諸経費と割り切る)と考え、完全に世代の切り替わるフルモデルチェンジの前に売ってしまえば値下がりは最小限だろう、ということですね。



ちょうど今回の清水草一氏の例がこれに該当し、フェラーリ458イタリアは登場が2009年。
V8フェラーリの場合、登場間もないと1年半~2年は納車に時間がかかり、この間の中古車は「新車と同じかそれ以上」の値付けとなっています。
それを過ぎて納車が落ち着いたあたりの3年めとなる2012年に清水草一氏はこのフェラーリ458イタリアを購入したと思われ、その5年後である2017年に売却。

フェラーリ458イタリアは2015年に「フェラーリ488GTB」へとスイッチしていますが、これはほかメーカーで言う「フェイスリフト/マイナーチェンジ」に該当するもので、基本的な設計は同じまま。
つまり「同一世代」とも考えられるわけで、この488GTBが現行モデルであるうちに458イタリアを売却するのがもっとも値落ちが少ない、と考えられます。

488GTBの後継モデルがどうなるのかは不明ですが、ニューモデルの出来が良いと前モデルの価格が一時的に下がることがあり(これはポルシェでも同じ。モデルチェンジのたびに前モデルの価格が一瞬大きく下がる)、このリスクを踏まないために「存命中」に売却するのが吉。

この方法であれば初期投資もしくはローン金利の支払いが必要にはなりますが、メルセデスAMGやBMW、アウディ、ポルシェのハイパフォーマンスモデルを購入するよりもずっと「買ってから売るまでの」損失が少なく済み、かつ「フェラーリに乗る」という充足感が得られることになります。

そういったことを考えても、やはり「フェラーリはもっとも割安に購入できるスーパーカー」なのかもしれません。

なお清水草一氏はフェラーリ458イタリアを売却してフェラーリ328GTSを購入したそうですが、その金額は980万円。
この328GTSについても9年前は500万円程度だったと述べており、フェラーリの中古車はどんどん価格が上がっている、ということにもなりますね。

ただ、この「価格上昇」は同じV8モデルの新車価格上昇に引っ張られているということもあり、たとえばフェラーリ355は新車価格1490万円、360モデナは1640万円、F430は2079万円、458イタリアは2830円、488GTBは3070万円。
新車価格が(物価上昇もありますが)どんどん上がることに伴い、中古価格もそれに合わせて上昇することになり(新車が高価で購入できないと考える人が中古市場に流れるため、受給のバランスにて)、このあたりは希少性を反映させた価格となるクラシックモデルとはちょっと異なる理由で相場が動いている、と考えています。

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