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ホットロッド風に改造されたフェラーリ・デイトナ(365 GTB/4)が競売に。8000万円の予想

2017/06/19

1971年モデルのフェラーリ・デイトナがオークションに登場予定。
正式名称は「フェラーリ・デイトナ」ではなく「フェラーリ365 GTB/4」で、フェラーリの公式サイトにおいてもそう表記されていますが(デイトナとは記載されていない)、1967年のデイトナ24時間において1-2-3フィニッシュを決めたことから「デイトナ」と呼ばれるようになった、というのが通説。

このデイトナについては有名なカーコレクターであるウィリアム・ハラー氏が所有していたもので、同氏はこれを「ホットロッド風」にカスタム。

フロントにはヘッドライトと一体化するようにシルバーのライン。

なお以前にもカスタムビルダーがフェラーリ308GTSを独自テイストにカスタムして仕上げた車両が販売されており、アメリカ人というのはたとえそれがフェラーリであっても「自分らしく車を楽しむこと」をやめない人種のようですね(ある意味羨ましくもある)。

なおハラー氏はこのデイトナを購入後すぐに「カスタムしないといけない」と思ったそうで、納車されるやいなやサンフランシスコのカスタムビルダーに車を預け、リアには9インチ幅のホイールを入れてフェンダーをワイド化。

エンジンについては手が入っているのかどうか不明で、従って当時のスペックも不明(現在は386馬力を発生)。
ただし非常に美しい状態を保っているのは間違いなさそうです。

内装はオリジナルのままのように見えますね。
この車両は1975年に別のコレクターに売却され、その後2002年、2012年とオーナーが変わっている、とのこと。

横から見るとたしかにリアがリフトアップされているのがわかります(ホイール幅拡大に伴いタイヤの直径も拡大)。

この角度から見るとより顕著ですね。

サスペンションやエンジンはリビルトされ、ボディも再ペイントされるなどレストアがなされており、「コンクール・コンディション」とのこと。
整備手帳や取扱説明書も揃い、8000万円近い値が付くのでは、という予想です。

なおデイトナのレースカーが走る様子はコールドプレイのミュージックビデオ「Up&Up」でも見ることができますね。

VIA:Motor1

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「ワンオーナー」のフェラーリ・デイトナ・スパイダーが競売に。20年以上ガレージで保管されたまま

ワンオーナーのフェラーリ365 GTB/4 デイトナ・スパイダーがオークションに登場よて。
121台製造されたうちの40台目となり、1983年からずっと同じ一族によって保管されてきた個体とされています(つまり、この個体が中古市場にて販売されるのは”初めて”)。
20年以上をガレージで過ごしてきたとのことですが、そのコンディションは画像で見ても分かる通り「素晴らしい」の一言ですね。

デイトナ・スパイダーはクーペが発表された一年後に公開されたモデルで、352馬力を発生する4.4リッターV12エンジンを搭載。

正式には「デイトナ」とフェラーリによって命名されているわけではないものの、「デイトナ24時間」レースで活躍したことから「デイトナ」と呼ばれ、それが定着することに(「ディーノ」が「フェラーリ・ディーノ」として一般化してしまったのとよく似ているかもしれない)。

シートはもちろん「デイトナ」シート。
真ん中に一本のラインがあり、左右に横方向のライン、そして穴が開けられた別生地が特徴。
このシートは現代のフェラーリでも選ぶことができますが、もちろんこの「デイトナ」に装着されたのが元祖です。

過去のデイトナ・スパイダーは3億円弱で落札されることが多かったようですが、今回のデイトナ・スパイダーはワンオーナーということもあり、これまでの個体に比べて高値がつくのは間違いなさそうですね。

希少なフェラーリ・デイトナ・スパイダーが競売に。予想落札価格は2億7000万円

非常に珍しい、フェラーリ・デイトナ・スパイダーがオークションに登場予定。
デイトナ・スパイダーはわずか121台のみの生産となり、この個体は91番目に生産されたもの(クーペは1406台の生産)。

もともとこのフェラーリ・デイトナ・スパイダーはアメリカ向けに納車された個体だそうで、オプションとしてエアコンを装着。
本来シルバーのボディカラーにブラックレザーないそうであったそうですが、何度かアメリカ内のオーナーの手を経てロッソ・コルサにペイントされたとのことです(内装はタンレザー)。

予想落札価格は最高で2億7000万円、と見られています。

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