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テスラが「モデルY」のティーザー画像公開。新プラットフォーム採用、2019年には発売

2017/06/07

テスラが株主向けのカンファレンスにおいて、「モデルY」のティーザー画像を公開。
現在テスラはモデル3の発売に全力を傾けていると思われますが、それが一段落した後はいよいよ「モデルY」の準備にかかるものと思われます。

「モデルY」は「モデル3」のSUV版とされるものの、テスラCEO、イーロン・マスク氏によると「新型プラットフォーム採用」とのことで(デザインは別として)構造上はモデル3との関連性はなさそう。

SUVということで「例の」ファルコンドア採用があるかどうかについて、しばらく前になりますがツイッター上で「モデルYにファルコンドア採用の可能性はあるか」と尋ねられた際には「可能性」を匂わせてはいますが、現在ファルコンドアを採用する「モデルX」はそのファルコンドアに起因するトラブルが相次いでおり、イーロン・マスクCEOは最近ファルコンドア採用を「後悔している」と発言。
なおこの不具合でモデルXは大きく評価を落としており(一方でモデルSの評価は依然高い)、実際にモデルXの販売が伸び悩むという現象も発生している、と報じられます。

このファルコンドアに関連してか、イーロン・マスクCEOはプラットフォームについてもモデルXにモデルSのプラットフォームを使用すべきではなかったとしており、「セダンにはセダンとして設計されたプラットフォームを使用すべきで、SUVにはSUVとしてデザインされたプラットフォームを使用すべきだっと」とも発言。
こういった経緯もあってモデル3のSUV版となるモデルYには「新プラットフォーム」が与えられるのかもしれませんね。

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モデル3を2017年に発売するテスラですが、「第四のモデル」を投入する模様。
これは昨年にイーロン・マスクCEOがツイッターで呟いた「モデルY」と言われ、メルセデス・ベンツELC、ジャガーの新型エレクトリックSUVと同じセグメントに属するとされています。

モデルYは、モデル3をベースにモデルX風のクロスオーバー風味になると言われますが、このセグメントはコンパクトクロスオーバーとは異なりまだ過密ではなく、各メーカーにとっても十分に利益が取れるカテゴリなのかもしれませんね。

モデル3はおそらくかなり薄利になると思われますが、その分このモデルYで利益を取ろうという考えがあるのかもしれず、モデル3まで含めた一つの「戦略」なのでしょうね。

テスラは比較的「先行投資型」企業と言え、可能性のあるところに投資をして、製品を一気に普及させることで後にスケールメリットを享受するタイプのように思えます。

まずは「ロードスター」で名を売り、「モデルS」「モデルX」で富裕層をターゲットにした排他性を持つ製品を作ってある程度のブランド価値を形成し、そのブランドの看板のもの普及価格帯の「モデル3」を投入して一気に市場を制圧し、さらには「モデルY」含めた大量生産にてコストを抑え利益に転換する方針なのだろうと考えられます。

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