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中古車購入を考える。ソアラ、セリカなどトヨタだとどんな選択肢があるか見てみよう

2017/06/20

さて、相変わらず検討している中古車。
今回は国産車、かつトヨタ編。
中古車を探していて考え至るのは、「燃費」の問題。
ちょっと前までは「小排気量ターボ」が実用化されていないので(スポーツカーだと)排気量が大きく、デュアルクラッチもなく(今でも国産にDCTは少ないですが)、そしてMTも少なく、ATだと「4AT」などが普通だったり。

ぼくは「普通に」毎日乗ろうと考えているため燃費は切実な問題で、排気量が大きいと燃費に響きますし、排気量が小さいとパワーが足りなかったり、ギア段数が少ないとこれも燃費が良くなかったり、と悩む部分も多数。
加えて少し前までは軽量化技術も発達しておらず、重い=燃費の悪い車もやはり多数。
しかしながら日本車は基本的にトラブルが少ないので輸入中古車に比べると大幅に維持費が安いと思われ、燃費くらいは目をつぶってもよかろう、と考えています。

さて、そんなわけでトヨタ編。
まずはbBオープンデッキ(2001年頃)ですが、これはぼくの中でも「欲しい中古車」トップクラス。
カーセンサー上の登録は45台、価格は10万円台から60万円台くらいまで。
カスタムされたものもありますが、やはりノーマルの「イエロー」がいい、と考えています。

1500ccで走りは期待できない一方で車体重量は1100キロ程度と軽量。
ぼくは本来メッキパーツが好きではないものの、この車にだけはメッキパーツやメッキホイールを入れて西海岸風にカスタムするのがいいだろう、と考えています。

お次はトヨタ・オリジン。
ぼくの好みから外れる車ですが、トヨタ渾身の限定車であり、その造りは間違いない車だと認識しています。
これに乗ると運転スタイルすら変わるだろうと考えており、ある意味ではライフスタイルすら左右しかねない影響力を持つ車かもしれません。

ちなみに価格帯は100万円台から300万円台まで様々ですね。
ベースはトヨタ・プログレ、エンジンは3リッター、トランスミッションは4AT。
初代クラウンをイメージして2000年に1000台限定で販売されており、手作りの部分がほとんどだと聞いています。
内装はもちろん本革でダッシュボードはウッド。
当時の価格は700万円でセンチュリーを除くとトヨタで最も高かった(セルシオよりも)車として有名であり、自動車としての価値は非常に高いと言えるでしょう。

もういっちょトヨタの珍車、「クラシック」。
1996年に限定発売された車で、ハイラックスベース、エンジンは2Lでトランスミッションは4AT。
ほぼハンドメイドとなり、新車価格は800万円となっています。
相場としては300万円前後で落ち着いているようですね。

サイノス・コンバーチブル。
カーセンサー上では3台しかないレアカーで、1996年あたりの生産ということを考えるといずれの個体もかなり高価。
初代サイノスは結構なヒットとなり、比較的スタイリッシュだったので好印象な車ですが、中でもこの「コンバーチブル」はアメリカで架装するなど手の込んだ作りとなっています。
エンジンは1500ccで、3ATや4MTといった今からすると考えられないようなトランスミッションを搭載していたグレードや時期も。

これも西海岸風に美しいカスタムペイントを施すと良さそうです。

スプリンター・マリノ(1992-1998)。
カローラ店からは「カローラ・セレス」という兄弟車も発売されていましたが、それと合わせてもカーセンサー上でわずか4台。
年式を考えるとこれもかなり高価ですが、それなりにファンが多いということなのかもしれません。
当時TVCMでは「海へ。マリノ」というキャッチコピーを使用しており、ハードトップ(最近はすっかり見なくなった)セダンとして人気を博したものです。

なお、マリノはツーリングカーレースに参加していたということもあって、車高をガツンと下げて大きなウイングを装着すると格好良くなりそうですね。

セラ(1990-1994)。
ガルウイングドア(正確にはディヘドラル・ドア)を持つ車としてデビュー前から大きな話題を呼び、今でも根強いマニアが多いために相場は比較的高価。
ただし大切に扱われていた個体も多く、高価でもそれだけの価値がある、とぼくは考えています。

エンジンは1500cc、トランスミッションは5MT/4AT。
「ガルウイング採用」の割にキュートなルックスで発売してしまったのでターゲットが不明確になり、おそらくはトヨタにとって「黒歴史」だとは思いますが、一度は乗ってみたい車ではありますね。

ぼくの大好きなセリカ(T180/1989-1993)。
セリカ最後のリトラクタブルライトを持ち、なんとも言えないスタイリングが特徴(超感覚セリカ、というのがキャッチコピー)。
ラリーに参戦していた時代のモデルということもあってトヨタの本気が見られ、ターボエンジンに4WD、4WSと現代のスーパースポーツのような作りを持つのも特徴。
内外装とも他のトヨタ車とは大きく異なり(この時期はモデルごとにかなりデザインを変えていた)、内装だと「スーパーライブサウンドシステム」を搭載しているのもトピックです(オプション)。

ぼくが狙うグレードは「GT-Four RC」一本ですが、これはラリー参戦のためのホモロゲーション獲得用として1800台のみが生産されたもので、ワイドフェンダーが外観上の識別点。

これをMTでガシガシ走らせるとさぞや楽しいだろうと考える一台ですが、同じように考える人も多いようで、相場は200万円弱で固定されている模様。

T180型セリカGT-Fourが高いために代替案として挙がるのがT200系セリカ(1993-1999)。
残念ながらリトラクタブルヘッドライトは廃止されていますが、3ナンバー専用ボディとなることでデザインの自由度が増し、FFモデルでも大きく張り出したフェンダーを持っています(リアフェンダーの張り出しが大きく、FRのように見える)。

通常のGT-Fourでも40万円くらい、限定車のGT-Four WRCでも70万円くらいで購入でき、GT-Four WRCになるとリアウイングに「ゲタ」が履かされてたり、冷却用のウォータースプレー、ミスファイアリングシステムを装備したりと本気仕様に。
もちろんエンジンはターボ、駆動方式は4WD。
正直、なぜこの車がこんなに安いのか不思議なほどですが、今回の「トヨタ編」では楽しさ、割安感から最有力候補となっています。

Z30型ソアラ(1991-2000)。
バブル期に企画されたために「贅の限りを尽くした」車となっていて、その内装は今見ても斬新かつゴージャス。
そのためにファンも多く相場も高めで、2.5リッターツインターボのMT(なんとソアラにはMTがあった!)だともう一段高価ではあるものの、この時代のソアラには一度は乗っておかねばなるまい、と考えています。
なお新車価格は400万円前後(2.5L)。

そしてZ40型ソアラ(2001-2005)も魅力的な一台。
エンジンは4.3リッターV8、電動リトラクタブルトップを備え内装は本皮。
米国ではレクサスとして販売され、日本国内においても2005年からは「レクサスSC430」として販売されるなどその品質と高級感については折り紙付き。

なぜか中古車両の価格は相当に安く、100万円も出せばけっこういい個体が入手可能となっているものの、当時の新車価格は680万円となっており、相当な高級車だと言えますね(それを考えると今の相場は安すぎると言っていい)。

ほか気になるモデルとしては86、ランドクルーザー、クラウン・アスリート、チェイサー、マークXなどがありますが、そのあたりは「気になる」というだけで実際には購入しないだろうな、というレベル(86、ランクルは中古よりも新車購入をむしろ考えているほどではありますが)。

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