ロータスが先日ティーザー画像を公開していた謎の新型車を公開。
ぼくはてっきり「新型SUV」だと思って期待していたのですが、エヴォーラのハードコアモデルであった模様。
今回発表のエヴォーラは「エヴォーラ(Evora)GT430」と呼ばれ、限定わずか60台の生産となっています。
これまでエヴォーラーのトップレンジは「エヴォーラ410」であったものの、今回のエヴォーラGT430は数字が示すとおり出力が430馬力となっており、これを大きく超えるもの。
0-100キロ加速は3.7秒、トップスピードは時速305キロ。
オプションでドライビングモードを備え、「ドライブ」「スポーツ」「レース」「オフ」があり、これはトラクションコントロールを管理する、としています。
1-12%の間でスリップをコントロールし、その状況をディスプレイに表示するようですね。
トランスミッションは6速マニュアルでトルセン式LSDを装備。
タイヤはミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2でフロント245/35R19、リア295/30R20(リアは1センチ太くなっている)。
ホイールは「スーパーライト」鍛造アルミとなり、標準ではブラックもしくはシルバー、オプションで「グロスレッド」を装着可能。
なおロータスは軽量化を追求する割にホイールに「マグネシウム」を使用せず、このあたりちょっと不思議なところ。
たしかにマグネシウムは酸化の問題などあるものの「軽量」なのは間違いなく、ポルシェも最新モデルの911GT2RS「ヴァイザッハ・パッケージ」でマグネシウムホイールを装着していますが、ロータスが採用していないところを見ると、「ロータス的に」メリットを感じていないのかもしれません(もしくはデメリットの方を大きく見ているか)。
それでも驚異的な軽量化を達成しているのは間違いなく、なんとエヴォーラ410に比べて26キロもの軽量化を実現しており、車体重量は1258キロに。
これはエクスポーズド・カーボンのボディパネル、同じくカーボン製のリアウイング等によって成し遂げられたとのことですが、どうりで最近カーボン製のボディパネルが増えてきているわけですね(高価ですが、ここまで軽くなるなら価値はある)。
インテリアだとレザー+アルカンタラ仕上げのスパルコ製レーシングシートが装着され、ダッシュパネルやステアリングホイール、センターコンソールなども同様の仕上げに。
一方でオプションとしてタッチスクリーン式インフォテイメントシステムやパーキングセンサー、バックカメラ、カーナビゲーションシステムも用意している、とのこと。
今回価格は公表されていないものの、おそらくはこの「エクスポーズド・カーボン」が相当に高価であると思われ、ロータス史上「最も高い」部類になるかもしれません(ランボルギーニ・チェンテナリオ、ブガッティ・シロンのカーボンボディは”全部”交換で2500万円くらい)。
エアロダイナミクスについてはこんなイメージ。
ロータスが懐かしの「JPS」カラーを採用したエヴォーラを限定発売。ただし北米のみ
007に登場したエスプリ風のエヴォーラが発表に。残念ながら市販は無し
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