全くその存在を知らなかった、超レアな「メルセデス・ベンツCLK DTM AMG(2007)」がオークションに。
ブラックエディションのような外観ですがブラックエディションではなく、これはメルセデス・ベンツがドイツのツーリングカー選手権のキャンペーンのために製作した限定モデル、とのこと。
エンジンは5.4リッターV8(スーパーチャージャー装備)で582馬力を発生(現在のC63 Sよりも出力が大きい。CLK63ブラックシリーズは6.2リッターV8、507馬力なのでこれよりもパワフルということに)。
駆動輪は後輪のみ、トランスミッションは5速ATで0-100キロ加速は4秒以下。
外観だと標準のCLKに比べてワイドフェンダー装備、エアインテークの拡大、リアウイング装着が特徴となっています。
限定台数はクーペ100台、カブリオレが80台とかなり少なく、CLK63の350台よりも少ない数量ですね。
ステアリングは極太小径でアルカンタラ貼り。
ダッシュボードもアルカンタラが使用され、カーボンシェルを持つバケットシートも採用に。
このスパルタンさと「カブリオレ」とのミスマッチ感がなんともいえない迫力を醸し出しているように思われます。
リアウイングのステーはトランクリッド上面ではなく、ちょっと後方にセットバック。
もちろん空力を考慮してのことだと思われます。
センターコンソール、シート脇のカバーなど、いたるところにカーボンファイバー。
巨大なオーバーフェンダー。
メルセデス・ベンツというと「高級」イメージがあるものの、時折こういった「スポーツカーメーカーですらやらないような」過激なモデルを出してくるのが素敵ですね。
VIA:CARSCOOPS