| F1参戦も控えており、資金は大丈夫? |
アルファロメオが新型車種二つの開発に着手した、とのこと。
ただし新型といってもブランニューモデルではなく、これらはジュリエッタと4Cとの後継モデル。
これはAuto Expressにアルファロメオのプロダクトライン担当者が語ったもので、「アルファロメオのCセグメントにはスポーティーモデル、スポーツモデルが必要」と述べ、上記2モデルについても話が及んだもの、としています。
新型ジュリエッタは「ジョルジオ」プラットフォーム採用でFR化?
これによると新型ジュリエッタは「ジュリアのプラットフォームを短縮したもの」を使用するとされ、つまり「後輪駆動がベース」になる可能性も。
となるとハッチバックにおいてはかなり珍しいリアドライブモデルになるということで、それなりの独自性と競争力を発生しそう。
なおアルファロメオだけではなく、アルファロメオが所属するFCA全体としても「価格の低いコンパクトカー」は利益を得にくいとしており、ここから脱したいという意向を持っているようですね。
その一環としてかダッジ・ダートなどいくつかのモデルを廃止するとし、「ジュリエッタのFR化」も高価格帯への以降戦略の一つなのかもしれませんが、これを採用するということは「ジュリアは一定の成功を収めた(アルファロメオに利益をもたらした)と言えるのかもしれません。
アルファロメオ4Cについては「一代限り」ではなく長期間継続できるモデルとしての開発を考えており、かつF1に参戦するメーカーとしてふさわしいと思われるようなハイパフォーマンスカーになる、と少し前に報じられていますね。
ちなみにFCAは現在あまり良いとはいえない経営状況となっており、そのため度々アルファロメオ、マセラティともに売却の話が出るほど(フェラーリの上場もFCAの資金調達のための戦略の一つ)。
直近でアルファロメオはそのSUV「ステルヴィオ」の大型モデル(もしくはステルヴィオの3列シート)を発売するとも言われますが、どこかでこの状況をひっくり返したいところなのだと思われます。
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