| i3とi8は一代限り? |
BMWは先日「i8ロードスター」を発表し、i8クーペとi3もアップデートしたばかりではありますが、「i3、i8の後継はない」との報道。
ただしiブランドそのものは継続されるだろうとも報じられ、単にi3とi8がそのライフを終える、ということになるようです。
すでにi3/i8の役割は果たされた
なおi3は「BMWがどのようにEVを作るのか」、i8は「BMWがどのようにEVのパフォーマンスを向上させうるのか(正確にはPHEV)」を世に示すために作られたモデルだとされており、そのモデルライフが尽きるころには「十分に役割を果たした」としてそれぞれ「終了」となる模様。
BMW自身はi3について「後継は考えている」と発言していたものの、それはi3そのものの後継というよりは「i3の次のEV」という意味合いがあったように思われます。
加えてiブランドのボス、ロバート・アイリンガー氏によると「未だi8の将来については検討中」としており、どちらも「廃止」というよりは「まだ後継モデルをどうするか決まっていない」、という表現のほうが正しいのかもしれません。
なおBMWはiシリーズのカーボン製モノコックを製造するために工場を新設しており、もしi3とi8の製造が終了してしまえば、この工場は「やることがない」状態に。
もちろんBMWの他の車に使用するカーボン製パーツを製造したり、ほかブランド車の製造を請け負うこともできるかとは思いますが、こういった事情も将来の判断を難しくしているのかもしれません(BMW自身は、もっとi3が売れると踏んでいた)。
なおiブランド自体は今後「自動運転とコネクティビティに特化したブランド」として活動してゆくとの意向ですが、具体的な活動内容も未定のまま。
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