| 全市場、全ブランドが成長 |
フォルクスワーゲンが2017年には10,741,500台(前年比+4.3%)をデリバリーし、過去最高を記録した、と発表。
2017年はいずれの自動車メーカーにとっても「記録」を更新した年でもあったようですが、おそらくフォルクスワーゲン・アウディグループは2017年も「世界ナンバーワン」であった可能性が大(トヨタがまだ数字を出していない)。
やはり中国の市場規模は巨大
ここでざっとその内容を見てみましょう。
これを見ると全市場で「プラス」となっていることがわかりますが、やはり中国の販売台数や成長が目立ちます(そのうち中国だけでヨーロッパ全部の販売と並びそう)。
ヨーロッパ 4,328,500台 +3.3%
西ヨーロッパ 3,533,000台 +1.4%
東ヨーロッパ 657,700台 +13.2%
北米 976,400台 +4.0%
南米 308,000台 +19.5%
アジア太平洋 4,318,600台 +4.3%(うち中国は3,982,100台、5.1%)
フォルクスワーゲン 6,230,200台 +4.2%
アウディ 1,878,100台 +0.6%
シュコダ 1,200,500台 +6.6%
セアト 468,400台 +14.6%
ポルシェ 246,400台 +3.6%
各ブランドの「利益」を予想してみよう
なお、フォルクスワーゲンは「一台あたりの利益」が小さいことでも知られ、ポルシェは一台あたりの利益が大きいことで有名。
ちょっと前の話ですが、VWの営業利益率は2.9%、アウディは10.1%、ポルシェは18%(もちろん設備投資などによっても大きく変わる)。
同じくちょっと前のデータではあるものの、VWの平均単価は294万円、アウディは394万円、ポルシェは1309万円。
これを今回の2017年の販売台数に当てはめるとVWの営業利益は5311億円、アウディは7437億円、ポルシェは5805億円。
ポルシェの販売台数はVWの1/25ですが、営業利益はポルシェのほうがVWよりも大きいということになり、予想はしていたものの「フォルクスワーゲン・アウディグループにとってポルシェは金の卵を産む鶏」だと言えそうです。
なお、現在2017年の業績を発表しているメーカーは下記の通り。
ランボルギーニ 3,815台(+10%)
アストンマーティン台 5,117(+58%)
ロールスロイス 3,362台(-16%)
ポルシェ 246,375台(+10%)
メルセデス・ベンツ 2,289,344台(+9.9%)
アウディ 1,878,100台(+0.6%)
フォルクスワーゲン 6,230,200台(+4.2%)
BMW 2,088,283台(+4.2%)
ミニ 371,881台(+3.2%)
アルファロメオ 150,772台(62%)
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