| 近年のレプリカウォッチは素人には見分けられないくらい精巧に |
腕時計の専門家がロレックス・サブマリーナ(116010LN)のレプリカを本物と比較。
こういった、いわゆる「フェイクウォッチ」は主に中国で生産されているとのことですが、年々その技術は向上してきており、本物との外観上の差が「極めて小さく」なってきているとのこと。
もちろんフェイクウォッチはその見た目だけを模したものなので中身を見れば一目瞭然なのだと思われるものの、素人だと中身を見たり、それで何かを判断するのは難しく、そういった背景もあってか「見分けがつかない」偽物の腕時計が流通しているのでしょうね。
両者を比較してみよう
微妙な精度の差はあれど、ここまで拡大しないとわからないほどの差。
ベゼル端の切り欠き(ここまで本物に近いエッジを出せているのは驚き)や夜光塗料を入れている丸い部分の仕上げ、セラクロムベゼルに刻まれた長方形のインデックスなど、「驚くべき」仕上げと言えそうです。
ケースに刻まれた文字。
本物の方が「深い」ようですね。
ラグ部分。
これはもう見分けがつかないレベル。
ロレックスの「面」の出し方は世界一だと言われ、その研磨技術も比類なきものだとされますが、それと同等の精度を出しているということになりますね。
ロレックスのケース素材は「SUS904L」スーパーステンレスで、これは今のところ腕時計メーカーではロレックスにしか加工できない素材。
ですが、これを見ると「素材まで」コピーしているように見られ、「おそるべし中華コピー」と言えそうです(偽物の仕上げ技術は本物のウブロよりも優れるように見える)。
これはまだわかりやすいリューズ部分。
ですがその形状や凹凸の再現はほぼ完璧で、偽物も研磨すれば(ラグの仕上げを見るに、偽物工場にとってはたやすいと思われる)本物に近くになると思われます。
もし「そう指摘すれば」、今回相違として示された部分もすべて「本物と同じに」仕上げてきそうですね。
それでは動画を見てみよう
こちらがその動画、「Can You Spot a Fake Rolex? | Watchfinder & Co.」。
こちらも同様、本物とパチモノのロレックスとを比較した動画、「How to Spot a Fake Rolex - Comparing a Real to a Fake」。
こちらは2本の偽物と本物のロレックス・デイトナを比較した動画、「Rolex Daytona Fake vs Real - Official Rolex Video.」。
本物同士の比較だとどう?
こちらは本物同士ですが、パテック・フィリップとオメガとの比較、£70,000 Patek Philippe vs £4,000 Omega | Watchfinder & Co.」。
そして300ドルのステンレス製ロレックスと、3000ドルの金無垢ロレックスとの比較動画、「$300 ROLEX Vs. $30,000 ROLEX - WORTH IT?」。