この記事のもくじ
| 日産は次期フェアレディZに4WDを用意? |
いろいろと錯綜する次期日産フェアレディの情報。
「具体的なことは決まっていない」「エンジンはメルセデス・ベンツと共同開発」ということが報じられていますが、今回はまた別の情報。
Autocarによると、日産の上級役員の情報だとして新型フェアレディZは次期インフィニティ60とプラットフォームやハイブリッドシステム含むドライブトレーンを共有する、とのこと。
本当にメルセデス・ベンツとの共同開発になるかも
インフィニティQ60はQ50のクーペバージョンとなり、インフィニティQ50は日本だと「スカイライン」として販売されている車。
このクーペモデルなので、Q60「スカイライン・クーペ」ということにもなりますが、次期フェアレディZはこれがべーすになる、ということに。
なおフェアレディZは「Z33」として(二年ぶりに)復活するにあたってCV35スカイライン・クーペとプラットフォーム(FR-L)を共有し、さらにはパワートレーンも共有しているので(Z33とCV36との共有範囲は不明)、これと同じ手法と考えて良さそうですね。
さらにオートカーでは次期フェアレディのトップレンジ「NISMO(ニスモ)」では475馬力を発生する、と報じているほか、4WDが導入される、とも。
日産は今後ニスモを拡充する意向であり、(AMGでいうGTのような)専売モデルが欲しいと語っており、日産ブランドから発売される車とは大きなさそう差をつけたモデルを発売する可能性は高い、と言えそうです。
ニスモブランドから4WDモデルも追加?
ボデイサイズは現行よりもやや大きくなり、ボディ形状は現行同様にクーペとコンバーチブルの2タイプ。
先日報道された「エンジンはメルセデス・ベンツと共同開発」というウワサのほか、縮小するスポーツカー市場でコストを抑えて生き残るため、(BMWとトヨタ同様に)メルセデス・ベンツと車体そのものを共同開発する可能性も伝えられています。
いかにスポーツカー市場が小さくなったとしても、スポーツカーはブランドイメージを形成するひとつの重要なモデルであることに違いはなく、やはりスポーツカーの存在を失いたくないと各メーカーは考えていて、そのための生き残りが「コストをシェア(今や単独で開発し、そのコストを吸収できるほどスポーツカー市場は大きくない)」ということになりますが、日産とメルセデス・ベンツの場合は「日産フェアレディZとメルセデス・ベンツSLC(旧SLK)」においてプラットフォームをシェアできるかもしれませんね。
現在ルノー=日産とメルセデス・ベンツは提携関係にありますが、すでに日産のトラック「ナヴァラ(NAVAR)」を転用したメルセデス・ベンツXクラスが発売されており、さらにはエンジン設計に関する技術も交換されていますし、「BMWとトヨタ」の例が一つの解決策になりうると証明されそうなこともあって、「次期日産フェアレディはメルセデス・ベンツとの共同開発」というのはかなり可能性が高いんじゃないかと考えています。※そうなると時期インフィニティQ60もメルセデス・ベンツとプラットフォームをシェアすることに
ただし「これから開発」となると、登場時期についてはまだまだ先になると思われ、「フェアレディZの50周年」となる2019年に間に合わせるのは難しそうですね(発売はともかく、コンセプトカーの発表であれば可能かも)。
あわせて読みたい、新型フェアレディZ関連投稿
日産がクロスオーバーEV「Vモーション3.0」発表予定。新世代のデザインや考え方を導入
2018年モデルのフェアレディZが公開。この時期に変更を行うということはモデルチェンジなし?
日産が東京モーターショーにフェアレディZコンセプト出展の予定。500馬力オーバーHVの可能性も
最新情報をお届けします
Twitter でintensive911をフォローしよう!
Follow @intensive911