| 本当?ホンダ(アキュラ)NSXロードスター登場のウワサ |
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イキナリですが、ホンダが「NSXロードスター」を数ヶ月内に発表する、というウワサ。
これはドイツのカーメディア、Autobildが報じたもので、いまのところスパイフォト一枚もない状態で「実車が発表される」というのはちょっと信じがたく、半信半疑といったところ。
なおNSXについては現行モデルとは異なるバージョンがニュルブルクリンクにてテストされている様子が目撃されており、しかしそれはオープンモデルではなく、アグレッシブな外観から「タイプR」ではないかと目されていますね。
この状況でNSXのオープンモデルが発売されるとは信じがたい
なお、NSXのオープンと聞いて思い出すのは映画「アヴェンジャーズ(2012)」に登場したトニー・スタークの愛車。
このときはNSXという名称ではなく、かつホンダも「アヴェンジャーズに登場したこの車はワンオフモデルで、市販の予定はない」としていたもの。
そのちょっとのちにこのデザインを持つコンセプトカーが「アキュラNSX」として公開されることになりますが、実際に発売されたNSXの販売はあまり芳しくなく、大人気と言われたアメリカ市場においても販売がズルズルと下がって現在は月350台前後。
NSXは3.5リッターV6ターボエンジン+3モーター式ハイブリッドシステムを持つ車で、システム合計出力は580馬力。
ガソリンエンジンは後輪を、モーターは前輪を駆動する「スポーツハイブリッドSH-AWD」を持ち、0-100キロ加速は3秒、とされています。
モーターによる圧倒的な加速や、SH-AWD(トルクベクタリング4WD)による異次元のコーナリングが多くの自動車ジャーナリストを驚かせたものの、販売はなぜかイマイチ。

HONDA NSX CURVA RED
日本においては展示車なし、もちろん試乗車もなし、販売できるディーラーも少なく、残価設定ローンが使えず(フェラーリやランボルギーニ、マクラーレンでももはや常識の買い方でもある)、かつ支払いのタイミングも「生産完了時(通常は登録時)」という異例づくめ。
とうてい「販売しようという姿勢」の感じられない車であり、これが世界的に同じ傾向だとすると、「売れていないのも当然」なのかもしれません。
この状況でホンダがコストを投じてNSXロードスターを発売するというのは考えにくく(ホンダはトヨタとは異なり、スポーツカーの未来に懐疑的)、落ち込みつつある販売を「NSXロードスターの投入で回復できる」と考えているのであれば、ちょっと問題がある(先にやるべきことがある)とも言えそうです。
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