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フォードGT転売で訴えられたジョン・シナ。売却益を寄付することでフォードと合意

2018/06/27

| ついにフォードGT転売訴訟が解決 |

フォードGTの納車を受け、その後間もなくそのフォードGTを転売したことでフォードから訴訟を起こされてしまった人気プロレスラーのジョン・シナ。
本人は大変なクルマ好きとしても知られ、これまでも多くの所有しているクルマが報じられたり、自動車レビューを公開しています。
もちろん本業のプロレスにおいても大変な成功を収めており、よって金銭的に困っていたとも考えられず、フォードGTを転売した理由はまったく不明(もしかすると単に気に入らなかったからなのかもしれない)。

なお、フォードGT購入時の契約書には「納車後2年間は転売してはならない」という条項があるそうですが、ジョン・シナは「そんな記載はなかった」としてフォードに反論することに。

訴訟は「売却益を寄付」で決着

この訴訟は泥沼化するかと思われたものの、その後は両者で話し合いが持たれたようで、今回ジョン・シナそしてフォード両者の間で「合意に至った」との報道がなされています。
これによると、金額は不明ながらも売却益をチャリティに寄付することで「訴訟取り下げ」となり、あわせてジョン・シナ側からは「私はフォードGTを愛しているし、今回の件は申し訳なく思う。そしてこのくルマを持つ人々に対しては契約を遵守するように勧める」というコメントが発表。
つまり、契約書にはやはり「2年間は転売できない」という条項があったということになり、ジョン・シナはそれを見落としていたか、知っていても「大丈夫だろう」と軽視していた、とも考えられますね。

さらに同氏は「この記念すべきクルマの売却によって得た利益をチャリティに寄付することにより、問題を法廷外で解決できたことを嬉しく思う」とコメントしていて、今回の対応はイメージダウンを嫌ったことへの対応なのかもしれません。

いずれにせよ、ジョン・シナ側としてもイメージを悪くした事件でもあり、その割に利益は得られず、そしてフォードにとっても「きつい契約書で縛るメーカー」という印象を持たれることになり、「勝者のない」問題であったとも言えそうですね(結果的にはチャリティにお金が落とされることになって良かった)。

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VIA:jalopnik

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