| 欧州にて「GR86」「GRヤリス」発売? |
トヨタが欧州にて、「GR86」「GRヤリス(Yaris)」の商標を登録。
もちろんこれはGRブランドから発売される86とヤリス、ということになりそうですね。
なお「GR(Gazoo Racing)」は豊田章男社長のキモ入りブランドで、「GRMN」を頂点とし、次いで「GR」「GR Sport」というヒエラルキーが構築されており、つまり「GR」は頂点から二番目ということに。
日本でも86のラインアップのひとつとして「86 GR(4,968,000円)」「86 GR Sport(3,780,000円)」がラインアップされていますが、おそらくはこれと同じもの(もしくは異なる仕様?)を欧州にて発売するものと思われます。
「86」はアメリカだと「FR-S」だった
なお、欧州での86の正式名称は「GT86」。
「86」だけだとどういったクルマなのかイメージしにくいということもあって「GT」が付与された、といいます。
ちなみにアメリカで86は「サイオンFR-S」として販売されていましたが、若者向けブランドとして設定されていた「サイオン」ブランドが廃止されるに伴い、「FR-S」から「86」へ。
そしてなぜ最初から「86ではなかったのか」ということですが、アメリカでは「86」という数字にあまり良い意味がないとされ、というのも「86」はなにかを壊したり、ダメにするという意味を含むスラングだそう。※由来は諸説ある
さらにレストラン等で「86」というと、特定の客に対して「お断り」「追い出す」といった意味で使用されているそうで、こういったスラングに配慮して「86」ではなく「FR-S」という呼称が用いられた、とされています。
ただ、他の国での呼称「86」が有名になったことや、86というスラングがあまり使用されなくなったということからアメリカでも「86」という名称が採用されることになったようですね。
ほか、現地で名称が変更された例だと「セリカXX」の「X」が「X指定」を連想されるとして「スープラ」に、そして三菱”パジェロ”はスペイン語で「オナニー」を連想させるとして「ショーグン」に、といった例も。
ホンダ「フィット」も当初は「フィッタ」という名称で発売仕掛けたものの、これは北欧圏で「女性器」を指すということで「フィット」に変更され、フェラーリ488「ピスタ」もスラブ系言語で女性器を指す言葉に近い、と指摘されたことがありますね。
他の国での86事情はこんな感じ
なお、トヨタ86(GT86)は欧米でも人気が高く、それぞれの国で限定モデルが投入。
イギリスだと「GT86クラブシリーズ」といった限定モデルも。
そしてやはり英国では86回めのル・マンにあわせ、過去ル・マンに参戦したトヨタのレーシングカー同様のカラーリングが施された86を特別に制作しています。
北米(アメリカ)だと、GRではなく「TRD」パーツ装着の限定モデルが投入されていますね。
VIA:Autocar
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