| 未来のミニはこうなっている? |
工業デザイナー、Grigory Butin氏が未来のミニ「Mini Arc」をレンダリングとして作成し公開。
姿かたちがすっかり変わっているものの、「ミニ」と言われるとミニに見えてくるのが不思議です。
なお同氏は今回のMINI Arcのデザインにあたって、初代ミニの持つ「Aピラー~ルーフ~Cピラー」のラインを再現することを心がけたといいますが、それが形が変われど「ミニである」と認識させる要素なのかもしれません。
MINIブランドの先行きは不透明
今回のMINI Arcについて、排気パイプが無いところを見ると「フルエレクトリック」だと思われますが、自動運転は意識していないのか、普通のクルマ同様のステアリングホイールが備わっているのは嬉しいところ。
そしてミニ伝統の「円と直線」とを使用したインテリアを持っているようです。
このドアそしてユニオンジャックを模したルーフやボディカラーを見るに、ミニが2011年に発表した(もうそんなに前になるのか・・・)ロケットマン・コンセプト(下の画像)を意識しているのかもしれませんね。
なお、ミニは現在のところ、その将来について「決めかねている」ように見え、ウワサレベルでは「3ドアハッチバック、コンバーチブルを切る」という話があるようです。
より実用性の高いモデルに集約するという目的がありそうですが、これについてはミニが「そんな話はない」と否定しているものの、「火のないところには」ともいうので、これについては何らかの議論がなされたのかもしれません。
そのほかは「エレクトリックブランドになる」という方向性が検討されているようですが、親会社のBMWは最近「エレクトリックモデルは思ったよりも普及しないかもしれない」というコメントを発表しており、この路線もちょっと怪しそう。
さらには中国の長城汽車とすでに次期ミニの共同開発をスタートさせ、生産も中国になるという話もあって(これは本当っぽい)、となると次期ミニは中国製で、そして大きく路線変更されることはないのかもしれません。
とにかく今後が不透明なミニではありますが、最近デザイナーが交代し、新デザイナーは「これからのミニは、スマホのようなデザインイメージ」を持つことになる、とも発言。
現在のデジタルネイティブが成長したとき、もっとも親しみを抱くのは「スマートフォンのようなルックス」だから、ということのようですね。
その意味において、今回のMINI Arcは「もっとも未来のミニに近い」レンダリングなのかもしれません。
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