| ジャガーFタイプに特別仕様車が登場 |
ジャガーがそのスポーツカー「F-TYPE」にスペシャルエディションを追加。
その名も「チェッカーフラッグ・エディション( Chequered Flag edition)」で、実際にチェッカーをあしらったバッジや刺繍が内外装に施されます。
このジャガーFタイプ・チェッカーフラッグ・エディションはジャガーXK120(1948年)の登場から数えて70周年を記念するもので、ジャガーの「スポーツカーの系譜」を称えるもの。
アクセントはブラックにレッド
ジャガーFタイプ・チェッカーフラッグ・エディションは「Rダイナミック」「エクステリア・デザインパック」をベースとしており、コントラスト・ブラックルーフ、20インチサイズの切削仕上げホイールにレッドのブレーキキャリパー、チェック柄のバッジが外観上の特徴。
機能面だとエンジンは変わらず、しかしサスペンションは柔らかめの設定となり、トップレンジである「SVR」のパーツを流用するなど上質な乗り味となるようですね。
内装はウインザー・レザー仕上げのパフォーマンスシート(チェッカーパターンの刺繍入り)、ダーク仕上げのブラッシュド・アルミニウムのトリムが与えられ、ステアリングホイールにはセンターマーク(太い)入り。
ボディ形状はクーペとコンバーチブルの両方が選択可能。
エンジンについても2リッターターボ(296馬力)もしくは3リッター・スーパーチャージド(380馬力)、駆動方式についてもFRまたはAWDが選べる、とのこと(トランスミッションは8速ATのみ)。
「ジャガー」は高級車ブランド?スポーツカーメーカー?
なおジャガーの設立は1922年(当時はスワロー・サイドカー・カンパニー)。
最初はコーチビルダーとしてのスタートで、その後に自動車メーカーとしてのスタートを切ることに。
「ジャガー」の名を使用したのは1935年がはじめてだそうですが、その当時の車はベントレー等と並ぶ「高級車(しかし価格は比較的安かったのでよく売れた)。
のちに社名を正式に「ジャガー・カーズ」へと変更し、1948年に発表したのがスポーツカーのXK120で、ジャガーはこれを「ジャガーに置けるスポーツカーの元祖」としているわけですね。※この年にポルシェが正式に自動車メーカーとして活動を始めている
その後にCタイプ、ル・マンで輝かしい戦績を残すDタイプを世に送り出すことになりますが、これは「世界初の4輪ディスクブレーキ装着車」。
この強力な制動力がひとつの引き金となって起きた「1955年のル・マン大事故」は有名です。
ジャガーD-Type、そのロードカーバージョンのXKSSはイギリス車史上もっとも高価な相場を形成している車たちですが、最近のジャガーにおけるスポーツカーの人気は残念ながら「今ひとつ」。
ただしスポーツカーの人気がないのは他メーカーも同じで、これは「時代の流れ」としかいいようがないのかもしれませんね。
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