| これを公道で乗るのはかなりキツそうだ |
トップギアがダラーラによる市販車第一号、「ストラダーレ」の試乗レビュー動画を公開。
基本構造はカーボン製モノコック、ボディパネルもカーボンコンポジット製となり、その結果、車体重量はなんと855キロという軽さを誇ります。
エンジンはフォード製2.3リッターターボ「エコブースト」で、ダラーラではこれを400馬力にまでチューンしてミッドに搭載。
リアウイングは「オプション」で、これを装着することでダウンフォースは820キロを発生する、とのこと。
ダラーラ・ストラダーレにドアはない
もともとはサーキット走行専用モデルとして設計されたもので、この「ストラダーレ」はその名の通り「ストリート(=ストラダーレ)」向けに再セッティングしたもの。
ただし基本構造は変わらず、保安部品を取り付けたのとフロントウインドウを装着した程度の変更は場となり、よって「ドアもなし」。
よって、こんな感じで「車体をまたいで」乗ることに。
オープンカーに格好良く乗るのは難しい
なお、テスターは格好良く「飛び乗って」いますが、実際にこうやって飛び乗るのはかなり難しく、だいたいはシートかハンドルに体をぶつけることになりそう。
↓こんな感じで絶対にうまく乗れない
なお、ホンダもS660発表時に格好良くオープンカーに乗る方法=ノリセツという動画を以前に公開しているものの、現在この動画は削除されています(いくつかのユーチューバーがサルベージしている)。
それはともかくとして「ダラーラ・ストラダーレ」ですが、ダラーラ創設者、ジャンパオロ・ダラーラ氏はマセラティ、フェラーリ、デ・トマソでも設計を担当し、ランボルギーニに在籍した1963-1969年の間に「ミウラ」を世に送り出したことで知られます。
ランボルギーニを離れたのちは自身の会社「ダラーラ・アウトモビリ」を興してレーシングカーの設計を行い、現在では多くのレーシングカーがダラーラの設計によるもの、と言えるほどモータースポーツに浸透し、業界ではその名を知らない人はいないほど。
現在でもランボルギーニとはウラカンのワンメイクレース「スーパートロフェオ」用車両の制作、同じくウラカン「GT3」の設計や制作を手がけていますね。
コクピットはこんな感じで「完全にレーシングカー」。
動画によると、オプションの6ATは低速域でのシフトチェンジが「ちょっと遅い」。
ただし、この車はタイムを削るというよりも純粋に運転の楽しみを追求する方が向いていると思われ、その意味では標準の6速マニュアル・トランスミッションを選んだ方がいいのかもしれませんね。
それでは動画を見てみよう
こちらがサーキットでビタリと安定した挙動を見せるダラーラ・ストラダーレの走行を納めた動画、「The 395bhp Dallara Stradale | Top Gear」。