| 意外とランボルギーニLM002を普通に乗っているツワモノが多かった |
オーストリアはウィーンにてランボルギーニLM002が目撃。
雰囲気からするにイベント等に参加しているわけではなく、日常的にこれを乗っているように思えます。
ランボルギーニLM002の歴史は1977年の「チーター」まで遡ることができますが、これはアメリカの政府関連機関、MTI(Mobility Technology International)から軍用車としての開発依頼を受けたのがはじまり。
ただし他競合に破れて正式採用とはならず(HMMWVにその座を奪われたと言われる)、ランボルギーニはこのチーター(LM001)開発にかけた費用の「モト」をとるべく市販モデルへと転用し、そこで1986年に発売されたのが「LM002」。※LM=Lamborghini Militalyの意味で、名称からもルーツが伺える
LM002のエンジンは「カウンタック」と同じ
開発プロトタイプの「LM001」だとエンジンはV8エンジンを横置きミドシップ(エンジン型式は違えど1966-1973年に生産されたミウラと同じレイアウト)で、しかしこれは「操縦性に難があった」とのことでエンジンがフロントへと移動されLM002が完成したということになりますが、エンジン自体はカウンタック・クワトロバルボーレに積まれていた5.2リッターV12で、文字通りの「スーパーオフローダー」。
これは世界初の「ラグジュアリーSUV」だと言ってよく、ウルスはこの直系の子孫ということになります(よってランボルギーニがSUVを発売する、というのはある意味で”回帰”でもある)。
なお、この個体はフロントにアディショナルランプを装着し、ボンネットのパワーバルジにファイティングブルと「Lamborghini」エンブレムを装着。
ちなみにタイヤは驚愕の「325」幅で、入手困難なうえ、非常に高価であると言われますね。
リアにもファイティングブルとランボルギーニ・エンブレム。
後ろにいるのはイカツいロールスロイス・ドーンですが「全然負けてない」威圧感がありますね。
ちなみに燃費は「リッター750メートルくらい」とされ、すぐにガス欠になるため、230リッターという大きなガソリンタンク(市販車最大)がオプションで用意されていた、とのこと。
他にもいる、ランボルギーニLM002を日常のアシとして乗る人達
こちらはロンドンで目撃されたLM002。
リアとフロントフェンダーにはランボルギーニ・クレスト(エンブレム)とLamborghini文字(レッド)。
インテリアもレッドですね。
こちらは南アフリカ。
犯罪防止?のためかリアウインドウにはメッシュが被せられています。
こちらはオランダにて目撃されたレッドのLM002。
こんなにLM002を乗っている人がいる、というのは驚き以外のなにものでもありません。
VIA:Autogespot