BMWは「ブラック」がお気に入り

BMWは新型7シリーズを発表したばかりですが、今回中国市場専用として、従来型7シリーズに限定モデル「ブラックファイア」を設定する、と発表。
なお、ナンバープレートには「7系黒焔版」と漢字で記載があり、これはもちろん「7シリーズ・ブラックファイア」を表したもの。※中国語で限定モデルは”限量版”と記載
ちなみにこの「ブラックファイア」は日本でもX5 M / X6 Mに設定されたことがあり、X2にも限定モデルとして「ブラックシャドウ」が追加されていますね。
BMWは中国重視
限定台数は150台となり、仕様変更の内容としてはブラック仕上げのキドニーグリルフレームやサイドのアクセント、ウインドウフレームなどを持ち、その名の通り「ブラック」ファイアで、ホイールはブラックとシルバーとのツートン仕上げ。
なお、ポルシェやアストンマーティンなどいくつかのメーカーはヘッドライトやテールランプに「ブラック(スモーク)」を設定していますが、BMWの場合はヘッドライト、テールランプについて「通常仕様のみ」となるようです。
ブレーキキャリパーはブルー、そしてフロントフェンダーには「M」バッジ。
BMW7シリーズ「ブラックファイア」のインテリアはこうなっている
BMW 7シリーズ・ブラックファイアのインテリアは「レッド×ブラック」。
ブラックをベースとしながらレッドを配するといった印象ですが、そこにメタル調のアクセントも見られますね。
装備面だと10.25インチのタッチ式インフォテイメントディスプレイ、360度カメラ、セルフパーキングシステムが追加されている、とのこと。
ダッシュボードはピアノブラック、そして「Edition Black Fire」の文字。
ベースとなるのは740Li xDriveで、エンジンは3リッターターボ/326馬力。
なお、このBMW 7シリーズブラックファイアの価格は不明ですが、中国ではベースとなるモデルの740Liの価格は1750万円ほど。
日本には740Liと同じモデルはなく、しかし740 M Sportで1526万円、740Ld xDrive Exectiveの価格が1571万円。
中国は輸入車に高額な関税がかかることで知られるものの(現在は引き下げられる傾向にある)、この価格を見ると日本の7シリーズと大差はなく、ちょっと意外。
3シリーズなど、多くの販売を見込めるモデルについては中国現地で生産しているので「日本と価格差がない」としても納得できますが、7シリーズは現地で生産しているとは思えず、そうなるとBMWが「中国市場で販売を有利に進めるために」かなり価格を抑えている、とも考えられます。
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