パガーニは購入後もアップデートを行うことが可能なために長く乗ることができる

さて、なにやら春になってパガーニの動きが活発に。
そんなわけでパガーニ関連動画がいくつか公開されていますが、ここで数本を紹介してみたいと思います。
まずは北米で開催されたパガーニの「世界最大級」ミーティング。
ディーラーの開催したパガーニオーナーの集まりのようで、紳士淑女が続々会場へと登場する内容に。
中にはこれまで見たことがないようなグラフィックを持つ個体も登場しており、「こんなにパガーニが納車されていたのか・・・」と思うことに。
北米はパガーニ最大の市場
現在、北米はパガーニにとって最大の市場。
パガーニ発売後しばらくはクラッシュテストの関係もあって北米での販売を行っていなかったものの(実際にクルマを破壊するテストなので、パガーニのような超高額車、かつ少量生産車メーカーにとっては負担がキツい)、一旦販売を開始するとまたたく間に「納車が追いつかない」状態に。
そして北米においてもオーナーが最も多い地域は「西海岸」だと思われ、それはポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニであっても事情は変わらないようですね。
こちらがパガーニオーナーの集まりの様子を紹介する動画、「Largest Pagani gathering in the US」。
香港からはワンオフのパガーニ・ゾンダ「ファンタズマEvo」
そして香港からスーパーカー系ユーチューバー、Seen Throug Glass氏が紹介するのはパガーニ・ゾンダ・ファンタズマEvo。
ゾンダの登場は20年も前になり、しかし「自然吸気エンジン」「マニュアル・トランスミッション」を持つことから、(それらを持たない)後継モデルのウアイラが登場した後も高い人気を誇ることに。
よって生産終了した後も「要望に応える」形で生産を行っているようですね。
ゾンダ「ファンタズマ」はいわゆるゾンダのハイパフォーマンス版「760」スペックを持つことになりますが、この「760」は最初に南アメリカのビジネスマンが注文した後に広く知られることになり、多くのオーナーがこのスペックでオーダーしています(ルイス・ハミルトンも)。
そしてこのゾンダ・ファンタズマのオーナーは香港在住ではあるものの、そのクルマをパガーニ本社のあるイタリアへと送ってエアロパッケージをアップデートし、「Evo」スペックへ。
パガーニのオーナーはそのクルマに対して強い愛情を持つことで知られ、オイル交換を行うにしても自身のパガーニをイタリアへと空輸する人も少なくない、と言われます。
そしてパガーニはそういったオーナーを大事にし、このファンタズマEVOのように外観のアップグレード、もしくはエンジンや足回りのアップグレードに応じ、長く乗れるように配慮しているようですね。
この「ゾンダ・ファンタズマEVO」の特徴としてはクリアレッド仕上げのカーボン外装にオーバーフェンダーやエアロフリック、ハイトの低いリアウイング、「チンクエ」風のエアスクープが特徴。
なお、「ファンタズマ」とはイタリア語で「幽霊」という意味。
この個体は2012年にクラッシュによって大きな損傷を負っているものの、パガーニによる修復作業を経て甦ったことから「ファンタズマ」と命名された、と語られています。
エンジンはもちろん7.3リッターV12、そして出力は「760」馬力です。
そしてこちらはパガーニによるレストア&アップグレードサービスの紹介。
そしてこちらはパガーニほかランボルギーニ・チェンテナリオなどのハイパーカーがマイアミのイベントに集う動画。
パガーニはこれまでに200台弱のクルマを世に送り出しているものの、その多くは北米に集中していそうですね(中古車として北米に流れる個体も多い)。