BMWはトヨタ・スープラの成功を尻目に何を思う
先日、欧州に続いてアメリカ仕様の新型トヨタGRスープラが発表され、そのボディカラーが全8色であることが判明(日本ではどうなるのかわからない)。
そして今回、おそらくは工場から輸送される途中と思われるGRスープラが目撃され、積車に「アブソリュート・ゼロ・ホワイト」「ルネッサンス・レッド2.0」「ニトロ・イエロー」のスープラが積まれている画像が公開されています。
日本では初回限定モデルは発売されない?
現在GRスープラについて、欧州と北米では発売がなされ、それぞれの地域では「初回限定モデル」も登場。
欧州だとマットグレーのボディカラーを身にまとう「スープラA90エディション」が90台限定にて発売され、すでに完売済みだと報じられていますね。
そして米国では「アブソリュートゼロ・ホワイト、ノクターナル・ブラック、ルネッサンス・レッド2.0」三色のボディカラーにて初回限定モデル”ローンチエディション”が用意されています。
現在日本では予約受付中なるも正式発売がなされておらず、価格など詳細は不明のまま。
予約を開始したにもかかわらず「初回限定モデル」のアナウンスがないということは、おそらく日本では初回限定モデルが導入されない、ということになりそうですね。
さらに日本においてもGRスープラの予約状況は好調だとされ、最上位グレードであるRZの初年度割当分は「ほぼ完売」。
トヨタいわく「想像をはるかに上回る予約」ということで納車までには結構な時間がかかることが予想されますが、製造はオーストリアにあるマグナ・シュタイヤーの工場にて行われることになり、よって「自社での生産のように」生産台数のコントロール(増産)を行うことは難しいと思われます。
そのためGRスープラは当初は「プレミア価格」にて中古市場に出回ることになると思いますが、同じプラットフォームそしてエンジンを持ち、同じ工場で生産されるBMW Z4のほうはサッパリ話題にならず、ここが「スープラというビッグネームの威力」なのかもしれません。
スープラについて、この勢いがずっと継続するとは考えにくいものの、しかしある程度維持できるのであれば、現在トヨタが復活を検討しているとされる「MR2」「セリカ」についても、その後継モデルへの「道」が開けそうでもありますね。