ロールスロイスは18台も登録。やはりカリナン効果?

さて、2019年3月の輸入車登録実績が公開に。
3月はけっこう様々な動きがあり、上位だとアウディがボルボを抜き返して5位に浮上。
ただし前年比64.6%と販売減少傾向にかわりはなく、ここしばらくは期待できるニューモデルもないため、まだまだアウディにとっては苦しい状況が続きそうです。※メルセデス・ベンツがここまで販売を落としたのも珍しい
クロスオーバー人気の一方、本格オフローダーはやや下火?
そしてジャガーはE-PACEの販売好調に支えられてふたケタ成長を続けており、逆にランドローバー、ジープという本格派オフローダーはちょっと失速気味。
ポルシェは前年比64%と大きく販売を下げているものの、新型マカンや新型911の納車が始まれば一気に盛り返すことになりそうですね。
そしてアルファロメオ、アバルトは好調が続き、アルファロメオだとジュリア/ステルヴィオ、アバルトでは124スパイダー、595ともにセールスが伸びている、と聞いています(アバルト595は発売後けっこうな時間が経過している割にはかなりな強さを発揮している)。

そして驚くべきはランボルギーニの伸びで、3月はフェラーリの61台を抜き、なんと84台。
ここ最近だとフェラーリを抜くのは3回目だと思いますが、これほどまで差がついたのは初めてで、84台という数字も今までに見たことがないように思います(もしかしたら”新記録”かも)。
もちろんこれには「ウルス」の貢献が高いと思われ、やはりSUVの威力は凄まじいといったところですね。
なお、ロールスロイスは前年よりも多い18台を販売し、これもカリナンの影響かもしれません。

ほか、アストンマーティンも大きく伸びてフェラーリを超えていて、これはここ最近では「初」の現象。
そしてずっと販売低調だったスマートは先月辺りから急激に販売を伸ばし、3月では前年比528%という伸びを記録。
ただ、スマートは新型車が出ていないにもかかわらずこの数字であり、もしかすると「国内撤退を計画しており、在庫を投げ売りしているのか」と勘ぐったり。
2019年3月の輸入車販売ランキングはこうなっている
以下が2019年3月の輸入車登録実績。
すでに国内販売が終了しているメーカー/ブランド、正規輸入の無いメーカー/ブランドは除外しています。
1.メルセデス・ベンツ 7,838台 前年比90.6%
2.フォルクスワーゲン 6,475台 前年比100.3%
3.BMW 5,962台 前年比95.2%
4.ミニ 3,115台 前年比92.1%
5.アウディ 2,306台 前年比64.6%
6.ボルボ 2,074台 前年比113.1%
7.プジョー 1,452台 前年比103.3%
8.ルノー 1,172台 前年比110.2%
9.ジープ 1,135台 前年比86.1%
10.ジャガー 774台 前年比143.6%
11.ランドローバー 762台 前年比101.5%
12.フィアット 746台 前年比96.0%
13.ポルシェ 620台 前年比63.7%
14.シトロエン 368台 前年比82.3%
15.アルファロメオ 342台 前年比122.1%
16.アバルト 323台 前年比115.8%
17.スマート 264台 前年比528.0%
18.マセラティ 157台 前年比99.4%
19.ランボルギーニ 84台 前年比125.4%
20.ベントレー 76台 前年比253.3%
21.DS 75台 前年比86.2%
22.アストンマーティン 64台 前年比256.0%
23.フェラーリ 61台 前年比119.6%
24.シボレー 56台 前年比66.7%
25.キャデラック 48台 前年比42.9%
27.ダッジ 33台 前年比132.0%
28.マクラーレン 37台 前年比142.3%
28.ロータス 28台 前年比87.5%
29.アルピナ 18台 前年比52.9%
30.ロールスロイス 18台 前年比105.9%
31.ブガッティ -台 前年比-%
32.ヒュンダイ -台 前年比-%
輸入車合計 36,614台 前年比94.0%
VIA:日本自動車輸入組合
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