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BMWが「ナシ」と言われた次期i8を登場させる模様。ピュアEVに移行しソリッドステートバッテリー搭載、600馬力を発生か

投稿日:2019/06/02 更新日:

| 次期i8はそれを取り巻く環境の変化で情報が二転三転している |

BMW i8はそのスタイリング、パワートレインともに新時代の到来を告げる画期的なクルマでしたが、最近までは「その後継モデルはない」とも。

その理由としては、「iブランド立ち上げにあたって、i8は世界に対し、その爪痕を明確に残した」からだとされ、つまりその役割を十分果たしたことで後継モデルの必要はないという判断。

iブランドはやっぱり「エレクトリックブランド」に回帰?

しかしながら今回「i8の後継モデルが登場」、しかも「ピュアエレクトリックカーとして開発される」と英国Autocarが報道しており、そのライフが継続されることになるようです。

現行(初代)BMW i8は「エレクトリックカー」という印象が強いものの、実際はプラグインハイブリッドで、エンジンはミニクーパーに搭載される1.5リッター3気筒ターボ。
これにモーターをひとつ組み合わせ、ガソリンエンジンは後輪を、エレクトリックモーターは前輪を駆動するという4WDです。

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i8に搭載されるシステム合計での出力は362馬力、0−100キロ加速は4.4秒というPHEVらしからぬ高性能ぶりを発揮しますが、その「バタフライドア採用」というエキゾチックなルックスも相まってけっこうな人気を誇ることに。

日本ではさほど見かけないので「あまり売れているようには」見えないものの、実は一日に130台というハイペースで製造されていたことも判明しています。

ただ、自らがフラッグシップを務める「iブランド」がいまひとつ奮わず、そのブランドコンセプトも当初の「サステイナブル(死語)なエレクトリックブランド」から「自動運転とコネクティビティ」というところにシフトするも、自動運転自体の未来も不透明になり、コネクティビティもほかのメーカーだどんどん採用して「まったく普通」に。

そして最近は、当初の予定通りエレクトリックブランドへと回帰し「i4」を登場させる予定ではありますが、この「一周回った」方向転換を経て、i8も「一転して」後継モデル登場、ということになったのかもしれません。

なお、次期i8の詳細はいまのところ報じられておらず、フォーミュラEの技術を活かしたハイパフォーマンスカーになる、iNextのプラットフォームを使用する、という説も。

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現在はBMW、ポルシェ、ウィリアムズ、リマックなど各社がソリッドステートバッテリーの開発に注力しており、おそらく2023−2024年ごろに実現すると言われ、よって次期i8が登場するにしても、ソリッドステートバッテリーが実用化されるメドがたった後の2025年あたりになりそう。

なお、同時期にはポルシェ918スパイダー後継含め、数多くのハイパーEVが登場する可能性があり、ひとつの転機となるのかもしれません。

ちなみにBMW M部門は、次期i8のプラットフォームを使用してコストを抑えることでスーパーカー開発を正当化すると言われますが、もし次期i8が「iNextのプラットフォームを使用するならば」この話(M部門のスーパーカー)は流れることになりそうですね。※iNextのプラットフォームはガソリンエンジンを積むように出来ていない。よってこの話は次期i8がPHEVを継続することが前提と思われる

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| BMW i8後継はある?ない? |

次期モデルが「ある」とも「ない」とも言われるBMW i8ですが、最近の情報だと「次期i8はどうやら開発されるようだ」という雰囲気です。
今回BMW Blogが報じたところによると、次世代BMW i8はパワートレーンがアップグレードされるとのことで、しかし「フルエレクトリックバージョンはない」とされています。

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iブランドはエレクトリックではなく別のコアバリューを持つ?

つまり新型BMW i8は「プラグインハイブリッド」を継続するということになりますが、早くとも数年後になりそうな次期i8の登場時期を考えると、「ピュアEVではない」のはちょっと意外(加えて、現在のミニクーパー用1.5リッター3気筒ターボではなく、ミニクーパーS用の2リッター4気筒ターボを積む、とも)。

次期i8が登場するであろう頃にはポルシェ「タイカン」もデリバリーされており、新型「テスラ・ロードスター」も発表されているはずですが、その状況の中でPHEVを継続」というのはちょっと謎でもありますね。

なお、BMWは2025年までに11のEVを発売すると公表しており、その中には「i4」や、0-100km/h加速3秒以下のスーパーEV計画も。

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しかしながら今回のウワサだと「新型i8はPHEV」、つまり「スーパーEVではない」ということになりますが、これの意味するところはまだ不明ではあるものの、BMWはiブランドを「自動運転とコネクティビティに特化」したブランドにシフトさせるとしており、つまり「i=エレクトリックブランド」という方向性を修正する、と発表済み。

となると次期i8はパフォーマンスよりも別の方向性を追求したモデルということになり、パフォーマンスを追求したモデルはBMWブランド、さらにいえば「M」ブランドから発売するのかもしれません。

つまり「0-100キロ加速3秒以下」のスーパーEVは「BMW M」ブランドからの発売となりそうで、これは「MモデルをPHEV化する」という(以前に語られていた)方向性とも一致。

なおBMWは様々なウワサが報じられる会社ではありますが、同時にその方向性もこまめに修正される会社でもあります。
ウワサが出るということがそれだけ多くの可能性を検討しているということに他ならないと考えられ、しかしコロコロと方針が変わるとユーザーにとっても「ついてゆく」のが大変で、とくに「iブランド」については実際のところどうなるんだろう、とも思います。

BMWは複数形状のバッテリーセルを開発中との報道。スポーツEVには低重心バッテリー?

| BMWはEVの多様化にあわせてプラットフォーム/バッテリーも多様化 |

BMWがいくつかの異なるタイプのバッテリーセルを開発中、との報道。
BMWは今後「第五世代」となるEVを発売してゆくことになりますが、ボディタイプがいくつかあり、それに適合するべく複数のバッテリーセルを持つ必要があると判断したようですね。
加えてPHEVとEVとではまた異なるバッテリーレイアウトになるはずで、それも考慮しての行動だと言えそうです。

BMWはこれから25ものエレクトリックモデルを発売予定

なおBMWは2025年までのエレクトリックモデル発売計画を公表しており、これによるとMINIのフルエレクトリックモデル、iX3、iNEXTの発表が控えているものの「i4」もここへ加わる可能性が大。
加えてプラグインハイブリッドも登場するはずですが、当然これらではレイアウトが変わるのは必至。

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たとえばEVだと「平らなシャシーの上にバッテリーを敷き詰めればOK」ではあるものの、PHEVだとガソリンエンジン、トランスミッション、エキゾーストシステムがスペースを圧迫したりフロアを貫通するためピュアEVと同じバッテリーレイアウトにはできず、そして同じピュアEVでもスポーツタイプであれば駆動輪付近に重量物であるバッテリーを配置する必要が出てきたり(しかもより低く)、この辺りは昔から重量配分や重心にこだわるBMWとしては「全て同じバッテリーを使用することはできない」ということなのかもしれません。

ちなみにBMWは将来的にプラットフォームは一つに絞るとしていたものの、最近ではこれを翻意。
やはり一つのプラットフォームですべてのモデル、そしてそれぞれに求められる要件を満たすのは不可能だと判断したのでしょうね。

言い換えると「効率化のためにパッケージングを犠牲」という考え方から、「パッケージングのためにコストを犠牲」へと変化しており、つまり「バッテリーのためにその車の性能やデザインを犠牲にしない」ということに。

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なお、バッテリーはEVにおいて多くのスペース、そして重量の大きな部分を占めると言われますが、仮に「同じ容量であれば半分くらいの重量ですむ」ソリッドステートバッテリーが実用化されればEVは大きく変わることになりそう。
より室内空間が広くなる、もしくは車体をコンパクトにできるようになると思われ、たとえば「BMW 7シリーズと同じ室内空間を持つのに、ボディサイズは1シリーズくらい」の車ができるようになる可能性も。

しかし「大きい方がエライ」という国も(中国筆頭に)多く、その場合は「7シリーズのボディサイズを持ちながらも室内空間がさらに広く、荷室も巨大な」車ができることにもなりそうですね。

加えて現代のバッテリー技術では「エレクトリックスポーツカー」を作ることが非常に困難。
たとえば加速だけならテスラ・モデルSをみてもわかるとおり世界最高レベルのものができますが、そのパフォーマンスを実現するためのバッテリーを積むと重量が軽く2トンを超えてしまい、そうなるとスポーツ(サーキット)走行時にはサスペンション、タイヤ、ブレーキなどすべてに負担がかかることに。
さらに全開走行を行うと「ものの20ー30分で」バッテリーが消耗しきってしまうことになり、こういった現状を鑑みるにガソリンエンジン搭載車と同等のサーキット走行性能を持つエレクトリックスポーツ、もしくはエレクトリックスーパースポーツ/ハイパースポーツの実用化もソリッドステートバッテリーの実用化を待つしかないのかもしれません。

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