| ベントレーは昨年から100周年記念の準備を着々と進めてきた |
先日、「量産車最速タイム」を狙うと宣言したベントレー。
そしてその公約通り、今回のパイクスピークにて、見事同部門にてこれまでの記録を8.4秒縮めるタイムにて優勝を飾っています。
パイクスピークは1916年に初開催された伝統あるレースで、正式名称は「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」。
アメリカはコロラド州、ロッキー山脈にある”パイクスピーク”の麓から頂上に向けて突っ走るという競技です。
ドライバーは昨年に続いてリーズ・ミレン
スタート地点は標高2,862メートル、頂上は4,301メートル、つまりその標高差は1,439メートルもあり、全長は約20キロ、カーブの数は156、気温差も大きく(燃調に関係する)や路面状態の変化が大きいために経験が要求されるレースとしても知られますね。
なお、今回ベントレーがコンチネンタルGTにて記録したタイムは10:18.488。
気象条件はあまり良くはなく、路面はウェット、しかも雪が降る状態での記録達成です。
ドライバーは親子でパイクスピークを制した経験を持つリーズ・ミレン選手。
今回参戦したベントレー・コンチネンタルGTのカーナンバーは「100」ですが、これはもちろん今年で創業100周年を迎えるベントレーの歴史にちなんだもの。
このレース用コンチネンタルGTのスペックは明かされていないものの、市販モデルのスペックとしては、6リッターツインターボ(W12)から626HPを発生し、トランスミッションは8速AT、駆動方式は4WD。
0−100キロ加速は3.6秒、最高速度は333km/hというスペックです。
【動画】ベントレーがコンチネンタルGTにて「パイクスピーク市販車最速記録」を狙うと宣言。重量2,320キロの車体でどこまで戦えるか
ベントレーは昨年にもパイクスピークでの記録を更新
なお、昨年にもベントレーは「ベンテイガ」でパイクスピークに参戦し、「SUV最速」記録を打ち立てたばかり。
昨年の挑戦もやはり100周年に向けての活動の一環だと思われますが、昨年のドライバーもやはりリーズ・ミレン選手。
こちらのタイムは10:49.9とコンチネンタルGTより31秒ほど遅いタイムですが、SUVということを考えるとむしろ驚くべきタイムですね。
ベンテイガのスペックは6リッターW12/600馬力、0−100キロ加速は4秒、最高速度は301km/h。
ベントレーは100周年を記念し、なにやらコンセプトカーを公開
そしてベントレーは100周年を記念し、「ジャスト100周年」となる7月10日に”EXP100GT”を公開する、と発表。
「未来のグランドツーリング」とだけ情報が公開されていますが、ティーザー画像からはそのデザインやスペックは想像できず、しかし「ゴールド」を使用しているところから、この上なくゴージャスなGTカーだと考えられそうです。