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次期アバルト124スパイダーは「ナシ」。フィアットにとって「124スパイダーはピュアなフィアットでもなく、ブランドにとっても重要ではない」

投稿日:2019/09/07 更新日:

| 日本においては成功したかのように思えるが、欧州ではあまり売れていないようだ |

マツダは「ロードスター」の仕様違いとしてフィアット/アバルトに124スパイダーを供給していますが、フィアット/アバルトが「この後継モデルはない」と正式にコメント。
これは同社の重役、オリバー・フランソワ氏が「フィアットブランドは500を中心としたシティカーに集中し、今後はいかなる大きなクルマ、プレミアムカー、スポーティカーを作ることはない」という決定を下したことに起因するもので、なんとも残念な判断でもありますね。

欧州、とくにイギリスではほとんど売れていなかった

そしてフィアット/アバルトによれば「124スパイダーのマーケットはニッチだ」と前置きし、「しかしジョイントベンチャーによって開発コストを抑えたためにビジネスとしては十分に利益が出る」とも。

しかしながら、「いかに利益が出ようとも、それは100%フィアットではないし、ブランドの将来にとって重要なファクターでもない」とも語っています。

要は「利益は出るものの、フィアットのブランディングを考えた際には重要ではない」ということ、そして「フィアットは今後コンパクトカーのみに特化する」ために124スパイダーを切り捨てる、ということに。

ちなみにイギリス市場のみに限ってはあまり売れていなかったようで、今年はじめに「フィアット124スパイダー、アバルト124スパイダー両方とも、全く利益が出たことはなかった」という現地法人のコメントも聞かれ、地域によってはずいぶん販売動向に差があるのかもしれません。

欧州全体において、2017年に販売されたのはわずか7,800台のみとされ、販売が伸び悩む理由としては「マツダ・ロードスターとエンジンが違う程度で、ほぼ同じクルマであるにも関わらず、価格が高い」ためだとされています。

なお、日本では「フィアット」124スパイダーはマツダ・ロードスターとバッティングするためか導入されておらず、ハイパフォーマンス版の「アバルト」124スパイダーのみの販売。

実際に試乗したところだと「マツダ・ロードスターをベースにしてここまでのクルマが作れるのか」と驚かされるクルマ。
たしかに価格は388万円からに設定され、これはマツダ・ロードスターの255万円からという設定に比較するとかなり高い値付けです。

ただしそれに見合うだけの運動性能や質感、なにより素晴らしいサウンドを持っており、実際にアバルト124スパイダー発売以降、日本でのアバルト販売は非常に好調。

もちろんこの好調の背景にはアバルト595も貢献していることにはなるかと思いますが、アバルトブランドに注目を向けさせ、ブランドを活性化させたという意味においても「日本市場では成功だったと言えるのでは」と考えています。

なお、フィアット/アバルト124スパイダーについて、その開発は「ほぼマツダに丸投げ」となり(エンジンはフィアット側からの供給)、フィアット側はマツダに要望を伝え、出来上がってきたものに対してOKを出しただけ、とも言われます。
これが事実だとすると、マツダはこれだけのクルマを作れるだけの設計/セッティング技術を持っているということになり、ただ「ロードスターの販売価格を上げるのが難しいため」にアバルト124スパイダーのようなクルマを発売できない、ということになるのかもしれません。

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