| 少年の両親は莫大な賠償額を背負うことになりそうだ |
オーストラリアにて、14歳の少年がスバル・フォレスターを盗んでパトカーとカーチェイスを繰り広げ、その挙げ句無関係のランボルギーニ・ウルスに突っ込んで事故を起こしてしまうという事件が発生。
不幸にもぶつかられてしまったウルスはけっこうなオプションが取り付けられていてカスタム度が高く、被害総額もかなりのものとなりそう(カスタムされていなくてもウルスは高額ですが)。
ただ、フォレスターのダメージに比べるとまだ破損の度合いが小さく、「ウルスはかなり頑丈なんだなあ」と思ったりします。
日本では「若者のクルマ離れ」が盗難意欲をも低下させている?
なお、このフォレスターは10月6日に盗まれたもので、警察が盗難車両だと認識して捕らえようとしたところ逃走を開始し、交差点にてこのウルスに衝突したとのことですが、ウルスにとってはまさに災難。
日本ではこういった「(免許の取得年齢に達していない)若年層がクルマを盗んで」事故を起こす例はさほど多くないように思いますが、それもある意味では「若者のクルマ離れ」によって、そもそも盗難の対象となっていないのかもしれません。
もしくはアメリカやオーストラリアのように「車社会」ではなく、クルマが日常的な移動手段ではないために盗む「必要」がないのかもしれませんね。
そして、こういった若年層がクルマを盗むということは「運転の方法を知っている」ということになり、無免許ながらに(家のクルマなどを)日常的に運転している、という可能性もありそう。
これまでに大きく報じられた例としては、9歳児が家のクルマを勝手に乗り出し、深夜にマクドナルドにハンバーガーを買いに行った例や(近所の人の通報で無事に保護)、やはり子供が「Youtubeで運転の方法を勉強した」として両親のクルマを盗んだ例も。
なお、こちらが盗まれたフォレスター。
フロントが大きく破損しており、状況を見るに「ほぼ直角に」ウルスに衝突したようですね。
盗難は「国によって」事情の相違も
こういった盗難については、国や地域によってその内容が大きく異なるのもまた事実。
たとえば「クルマがないと生活できない」地域では生活のためにクルマを盗むことになりそうですが、日本での盗難は「組織的に盗難を行い、そのクルマを売却して利益を得る」ことを目的としたケースも少なくないと思われ、”所変われば”という感じですね。
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VIA:CARSCOOPS