| アウディが”ニュルブルクリンク最速”に挑戦するのは珍しい |
正式発表を今月半ばに控えるアウディRS Q8。
今回ニュルブルクリンクを7分42秒2で走行し、「SUVではニュルブルクリンクを最も速く走ったクルマ」となったことが明らかになっています。
なお、これまでのSUVニュル最速タイムはメルセデスAMG GLC63の7分49秒3なので、これを7秒も短縮した、ということになりますね。
「ニュルブルクリンクのタイム」においてはここ最近上位の入れ替わりが激しく、「レーシングカー」のトップが1983年以来にポルシェ919ハイブリッドEVO(5:19.55)へと入れ替わり、セダンのトップもアルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオからジャガーXE SVプロジェクト8(7:18.361)へ。
そしてSUVにおいてはアルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオから上述の通りメルセデスAMG GLC63へと交代劇があった後、今回アウディRS Q8がさらにその王座を奪ったわけですね。
ジャガーがXE SVプロジェクト8にて「ニュル最速セダン」タイムを3秒更新!991.2世代のポルシェ911ターボSとほぼ同じタイム
こんなにポンポン「300km/hオーバー」のSUVが登場するとは
アウディRS Q8は、592HPを発生する4リッターV8ツインターボエンジンを搭載するスーパーSUV。
このエンジン、そしてプラットフォームはランボルギーニ・ウルスと共通であるといえば今回のタイムも納得ですね。
0−100キロ加速は3.8秒、最高速度は306km/hを誇りますが、ついこの前、はじめてベントレー・ベンテイガが「SUVで最初に時速300キロの壁を突破した」ばかりだというのに、その後はランボルギーニ・ウルス、そしてアウディRS Q8もやすやすとその壁を突破することに(画像はSQ8)。
そのほかアウディRS Q8についてわかっていることと言えば「エアサスペンションと48ボルト・アンチロールバー」を備えるということ、ホイールは最大で23インチまで対応すること、トルクベクタリングに4輪ステアリングを持つということですが、いかに「SUV」というくくりの中とはいえ、アウディが「ニュル最速」となるのはちょっと意外。
おそらく今後はポルシェ・カイエン・ターボS Eハイブリッド・クーペや、ランボルギーニ・ウルスがニュルブルクリンクへと挑戦し、このアウディRS Q8のタイムを更新する可能性もありそうですが、今回は同じグループのアウディに花を持たせ、RS Q8のデビューを見守るのかもしれませんね。
それでは動画を見てみよう
こちらがアウディRS Q8がニュルブルクリンク最速(SUV)を達成した際の動画。
かなり細かく修正舵を当てていることがわかり、それに対しても正確に反応し、かつSUVという特性を生かして果敢に縁石に乗り上げながら攻める様子がわかります。
VIA: Nürburgring