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新型コルベット「第一号」が3.3億で落札!落札者「オレは世界一のコルベットジャンキーだ」。なぜお金持ちはこんなにも高額で第一号車を欲しがるのか?

投稿日:2020/01/20 更新日:

| そこにはぼくら平民が想像もできない世界がある |

オークションハウス、バレットジャクソンがアリゾナにて開催した競売にて、「シボレー・コルベットの生産第一号車が300万ドル(約3億3000万円)で落札」されることに。
アメリカではこういった「生産第一号」が競売にかけられ、その収益金が慈善事業に回されることも珍しくないものの、この「3億3000万円」というのは極めて異例です。

なお、これまでの「第一号車」としての落札記録はホンダ(アキュラ)NSXが1億4000万円、マスタング・シェルビーGT500が1億2000万円、フォードGTヘリテージ・エディションが2億8000万円 、トヨタGRスープラが2億3000万円。
つまり、これらと比較してもC8世代のコルベット「第一号」はずっと高い価格をつけており、アメリカ人のコルベット好き、そして新型コルベットに対する注目度の高さが伺えます。

なぜ人々はこういったクルマを高額で落札するのか

そしてぼくら日本人からすると、ちょっと疑問に思えるのが「なんでここまでのお金を、”一番乗り”という特典のために出すのか」。
生産一号車だろうが二号車だろうが基本的には同じクルマであり、そこに大金を投じる価値が理解できない、という考え方が大半だと思います。

ただ、こういった「一号車」を落札する人は、その一号車が欲しいという側面よりも、「社会に貢献したい」という意識が強いのだとぼくは考えています。
欧米では慈善事業に力を入れる人が社会的に高い評価を得て尊敬される傾向にありますが、こういった「高額落札」を通じて自分のお金を社会に還元することは「自分の義務」だと考えているお金持ちも多いようですね。

じゃあなぜ単に「寄付」じゃないのということですが、これは”名前を残したい”からなのかも。
寄付を行ってもその名が大きく報じられることはありませんが、こういったイベントを通じての「間接的な寄付」であれば多くのメディアでこれが報じられることになり、自分の名を世に残すことができるわけです。

欧米とくに米国では「自分の名を後世に残したい」という要望が(お金持ちの間に)あって、そのため小説や映画の最後に「ナントカを偲んで」という形で自分の名を(お金と引き替えに)入れるという行為が流行したことがあると聞いたことがあり、こういった「高額落札」も根源は同じなのかもしれません。

なお、これは「売名行為」と言ってしまえばそれまでですが、お金持ちは「お金で買えるもの」はすべて持っていて、よってぼくらのように「アレが欲しいが、おお金が足りない」という悩みではなく、より高次の悩みと欲求を抱えていると考えられます。
それはマズローの法則でいうところの「尊厳欲求」「自己実現欲求」に置き換えられますが、その意味では「名もない人が、お金を得るために行う売名行為」とは根本に異なります。

そして、こういった高額落札については、誰も傷つかず、誰も損せず、すべての人々が満たされるという意味では、社会的に大きな意義があるとぼくは考えています。

ちなみに世界第三位のお金持ちである(1位はアマゾンのジェフ・ベゾス、2位はマイクロソフトのビル・ゲイツ)ウォーレン・バフェット氏は「誰でも、自分の得意なことを突き詰めてやり通せば、その人なりの社会貢献ができる」と述べていて、お金持ちにとっての社会貢献とは「お金を使う(世の中に還流する)こと」なのでしょうね。

日本では貯蓄を良しとする文化が根づいているので、こういった「お金を使うのはいいことだ」という認識はまずないものの、米国ではメジャーリーガーの奥様方が「買い物ツアー」を敢行し、お金を使いまくることで世間にお金を回そうとするイベントもある模様(そして、それは多くの人から評価されている。日本だと批判の対象でしかないけれど)。

そんなワケで米国のお金持ちはこういったオークションを通じて自分の財産を世の中に戻していて、これは私利私欲のためではなく(いくばくかは自分のための行為ではあるが)、高潔な行為だとぼくは考えています。

参考までに「還元」ということを米国は非常に重視しているようで、たとえばアカデミー賞授賞式などで、受賞者が「関係者へのお礼」を真っ先に述べるのもまた、自分の成功を、それを支えてくれた人へと「お返しする」という考え方なのかもしれません。

「生産第一号」コルベットはこんなクルマ

今回のC8コルベット生産第一号は3LTグレードで、「用意されるオプションが全部装備された」クルマ。
エクステリアカラーはレッド、インテリアにはブラックレザーが使用され、シートベルトはレッド、シートはGT2スペック。
もちろんパフォーマンスを向上させる「Z51パッケージ」も装着されています。

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このコルベットの納車式はコルベットを製造しているケンタッキー州のボウリンググリーン工場にて行われ、落札したオーナーはコルベットミュージアムにも招待される、とのこと。

今回の例に限らず、「生産第一号」のクルマには様々な特典が付与されており、各自動車メーカーとも、落札者に対しては最高の敬意を払っているようですね。

なお、今回C8コルベット第一号を落札したのは、「ヘンドリック・カンパニー」創立者、リック・ヘンドリック氏であるとアナウンスされています。
そして同氏は「私は世界でナンバーワンのコルベットジャンキーだ」と語り、その嬉しさを隠しきれないようですね。

VIA: Barrett-Jackson

 

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