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BMWが久しぶりに「iブランド」の新型車、iX3市販版を発表!ただしキドニーグリル形状が韓国車っぽいと非難を浴びることに

2020/03/11

| コンセプト段階でも同じ批判を受けたが、市販モデルでもグリル形状を変更しなかった |

BMWはジュネーブ・モーターショー(もしくは北京モーターショー)にて発表する予定だったとされる新型「iX3(市販モデル)」をオンラインにて発表していますが、そのキドニーグリルが韓国のキアが採用するデザインにそっくりだと話題に。
このiX3は、「i」ブランドから久しぶりに登場するブランニューモデルということになり、iブランドだけにもちろんフルエレクトリック。
ベースはX3だとされ、生産自体は中国で行われる、とも言われています。

iX3のコンセプトモデルは北京にて発表

なお、コンセプト段階のiX3は北京モーターショーにて発表されており、そこから見てもこれが「対中戦略車」であることがわかりますが、BMWの中国におけるパートナー、ブリリアンスとの合弁工場において生産され、これが世界中に輸出されるとしています。
現在中国で生産したクルマを”輸出”している自動車メーカーとしてはボルボがあり、しかし正直言うと「やっぱり怖いな」という印象も。

中国で生産を開始したボルボ「欧州よりも中国産のほうが品質がいい。そのうち皆がそれに気づくはずだ」

テスラも中国にて生産を開始しているものの、これは今のところ「中国国内専用」。
ただし、驚くべきことに米国産よりも高品質を持っている、とも報じられていますね。

【動画】中国でのテスラ・モデル3の生産が開始される。米国製と中国製モデル3を比較したレビュワー「なんてこった。中華テスラのほうが品質がいいぞ・・・」

このiX3については未だ最終スペックが公開されていませんが、これまでのウワサだと74kWhバッテリーを搭載して286馬力を発生し(シングルモーター)、駆動輪は後輪のみ、一回の充電あたり走行可能距離は約440kmというスペックで、直接のライバルはテスラ・モデルYだとされています。

ちなみにBMWは次世代ミニをピュアエレクトリックカーへとシフトさせ、このiX3を生産しているのと同じ中国工場にて生産を行うとコメントしたことがありますが、となると次世代ミニは「中国製」ということになり、これはこれで大変恐ろしいことかもしれません。

そして現在BMWが進めているのが「キドニーグリルの大型化」で、さらに大型化に合わせて、一部モデルでは左右のキドニーグリルが連結されたデザインを持つものも。

逆に左右のキドニーグリルが「完全分離」したモデルもあるので、どういった理由でキドニーグリルがくっついたり離れたりしているのかはわかりませんが、「エレクトリックモデルだとキドニーグリルが連結している場合が多い」ようです。※グリルフレームはエレクトリックであるかどうかは関係なく、多くのモデルで連結している

上の画像はi-Vision-Dynamics(iヴィジョン・ダイナミクス)コンセプト、下の画像が今回発表のiX3ですが、グリルフレームだけではなく、グリル内側もつながっていることが分かります。

bmw-ix3 (1)

そしてこちらがキア(スティンガー)。
キアはこういった左右連結というか、横長グリルの真ん中を上下に圧縮したようなデザインを持つグリルを好んで採用していて、これにBMWの最近のグリルがよく似ている、というわけですね(これはタイガーノーズグリルというらしい)。

なにかとBMWのキドニーグリルは「話題」ですが、まだまだ(新型キドニーグリル採用の)真打ちでもある「新型M3/M4」が発表されておらず、こちらの発表にはある程度の覚悟が要求されることになりそうです。

bmw-ix3 (2)

VIA:CARSCOOPS, InsideEVs

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