■自動車各社業績/ランキング等 >日産/インフィニティ(Infinity)

日本と北米で存在感を失った日産。中国で再起をかけるもコロナの影響で販売が80%減少し、いよいよ危機的状況に

投稿日:2020/03/12 更新日:

| 日産は商品、販売、リスクコントロール面すべてにおいて甘かった |

2月の中国自動車販売において、日産自動車が80%も販売を落とした、との報道。
現在、日産にとって中国は「最大」の市場だそうですが、日産は日本と北米での販売不振を補うために中国重視戦略を打ち出していただけに、この状況はかなり深刻だとも言えそう(日本と北米市場の2月については、前年同期比で27%販売下落)。

ただ、中国はコロナウイルス封じ込めのために大規模な移動制限や外出制限を行い、そのために「買う気があっても買い物に行けない」人も多数いて、そのため2月の中国における自動車販売は全体で92%マイナスだとも報じられており、それに比較するとまだ日産の減少幅は少なかったほうなのかも。

中国の自動車販売が2月においてなんと「前年比92%マイナス」!中国の過剰な反応が正常なのか、それとも日本の「変わらぬ日常」のが異常なのか

どうなる今後の日産

現在、日産自動車は上述の通り、日本と北米では今ひとつ販売が伸びず。
その理由は明確であり、新型車を投入せずに(GT-RとフェアレディZも10年以上モデルチェンジしていない)既存車種を値引きにてゴリ押し販売しているため。

日産が不健全な販売方法の挙句「利益9割減」「人員1万人削減」。自動車メーカーなのに新型車開発をサボったツケが回ってくる

つまり魅力あるクルマを作るという、自動車メーカー本来の責務を果たしていないのがその理由だと言えそうですが、ここからニューモデルを開発して販売するには時間がかかり、一朝一夕に解決できる問題ではなさそうですね。

こんなはずじゃなかった!日産の2019年は惨憺たる結果に終わり、なんとGT-Rが「もっとも販売を落とした」モデルに。フェアレディZも-31%を記録し、このままでは後継モデルが望めない状況

加えて、米ドーナツメディアは「既存車種ですら品質を落とした」とも主張しており、これによるとパーツの耐用年数を落としたために一定距離を走るとすぐに壊れるようになった、とのこと。

日産はなぜ「窮状」に陥ったのか!米メディアがその「7つの理由」と「3つの復活の方法」を述べる。なお意図的な「日産タイマー」が本当に仕込まれていた

とにかくこのところ日産についてはいい話を聞くことがなく、報道されるのは「窮状」ばかりとなりますが、現在の状況を見る限り、この状態を脱するための具体的な活動が見えず、もしかするとこのままズルズルと販売が下がってしまうのかもしれません。

日産/インフィニティは中国重視

なお、日産は現在、上述の通り中国重視。
インフィニティにおいては香港へと本社を移しているほどですが(これは租税回避という側面もあるのかも)、日産、インフィニティともに「EV」をその戦略の中心に据えていて、かつ、この展開の中心は中国での合弁相手である東風汽車とのベンチャー企業です。

日産が中国専用「シルフィEV」、そして中国専用ブランド「ヴェヌーシア」から新型コンセプト発表

つまりは「中国国内のみをターゲットにした」戦略であり、これを輸出して世界中で販売することは考慮していなかったと考えられ、その頼みの綱の中国市場において見込みが立たなくなってしまうと日産の計画は根本から狂うことに。
となると日産は日本、北米、そして中国といった世界のほとんどの市場で存在感を失い、さらなる窮地に立たされることになりそう。

なお、多くの自動車メーカーは、こういった特定市場でのリスク回避のため、「欧州・中東」「(中国以外の)アジアパシフィック」「中国」「北米・南米」といった感じで商圏を3つもしくは4つに分け、販売を均等にするようにしていますが、日産はそういったリスクコントロールすらも不十分だったのかもしれません。

どうしてこうなった!日産の株が下がり続け、ついに時価総額でスバルを下回るという凋落ぶり

この記事を読んだ人は、他にもこんな投稿を読んでいます

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でintensive911をフォローしよう!

-■自動車各社業績/ランキング等, >日産/インフィニティ(Infinity)
-, , , , ,

© 2020 Life in the FAST LANE. Powered by AFFINGER5