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まいった だんだん話がわからなくなってきた。中国にてレンジローバーのコピー車が発売→別の会社から名前を変えてまた発売

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| 中国のコピービジネスは思ったよりも闇が深そうだ |

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さて、中国にて発売されたレンジローバーのコピー車”Kuangshi”が話題に。

このコピー車はもともと「中国でも有名な」コピー車製造会社、Zotyeが「T900」として発売していたもので、そのデザイン(もしくは販売権)を湖北省の自動車メーカー”Hanglong Auto”に譲り渡したものだそう。

なお、Zotye T900は2年ほど前に発売されているのですが、なぜこれがHanglong Autoに譲渡されたのかは不明。

兎にも角にもHanglong Autoは、このクルマを”Kuangshi(英語名はCanticie)”として自社の「Hanglong(英語名はHunkt)」ブランドから販売することになり、しかし製造を行うのはZotyeのままというよくわからない状況となっています。

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要はトカゲのしっぽ切り?

なお、この理由として考えられるのは「トカゲのしっぽ切り」なんじゃないかと推測していて、つまりZotyeは「このままT900を販売し続けると、遅かれ早かれコピーで訴えられそうだ・・・。そうだ!じゃあ他の会社に販売させて、訴えられたらその会社に責任を取らせよう」と判断したんじゃないかと思うのですね。

ちなみに中国ではこういったことは昔から多く、ちょっとヤバいけど儲かりそうなビジネスがあった場合、その会社の本社直接ではなく、第三者にそれをやらせ、もし問題が生じた時はその第三者を切り捨てて本社は無傷のまま、という状況を作る習慣がある模様。

参考までに、中国では「ランボルギーニ・ウルスのコピー」とされるC60 Hysouが発売されていますが、これのメーカーはHansu Auto(北汽幻速汽车)。

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ただしこのHansou Autoはどうやら自身でこのクルマを開発そして製造するだけの能力を持っておらず、影で動いていたのは別の中国メーカー、北京汽車(BAIC、メルセデス・ベンツとの合弁相手)とYinxiang Motorcycle Groupであり、その二社が合弁会社であるBeiqi Yinxiang Automobileを設立し、北京汽車のプラットフォームを使用してウルスのコピーを開発・製造したうえで、Hansu Autoに販売させているようです。

そして北京汽車はウエブサイト含め、公的にはBeiqi Yinxiang Automobileとの関わりがわからないようになっていて、つまりは「いつでも切れる」体制を取っているということになりますね。

今回のレンジローバーのコピー車にしても同様のケースだと考えていますが、外国企業はこういった「中国企業の奥底まで」調査することが難しく、中国側は「一番表層にある販売社を倒産させて事態を収束させる」傾向にあり、これがいつまでたってもコピーがなくならない背景の一つだとも考えられます。

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それはともかくとして、今回のHanglong Auto Kuangshiはレンジローバーによく似ており、しかし開発途中でさすがにヤバイと感じたのか、ちょっとだけ(主にフロントとリア)レンジローバーとは差異が設けられています。

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ただし、開発が終了していたプラットフォームやボディ形状までは変更できなかったと見え、サイドから見るとそのプロポーションは「まんまレンジローバー」。

ボディサイズも両者では非常によく似ていて、レンジローバーのスリーサイズは「全長4,999ミリ/全幅2,073ミリ/全高2,992ミリ」ですが、Hunk Canticieだと「全長4,985ミリ/全幅1,995ミリ/全高1,819ミリ」とかなり近い数字です。

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それにしても、こういった「スケープゴート」を用意してまで大手が参入するということは、つまるところ「コピー車がよく売れる(リスクを犯してでも取り組みたいビジネス)」ということになりそうで、それだけ買う人が多いというのもまた驚きですね。

VIA:Car News China

 

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管理人:JUN

ランボルギーニ/ポルシェ/ホンダオーナー。 ハイパフォーマンスカーを中心に、それにまつわる話、気になるクルマやバイク、モノ、出来事などを紹介します。

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