| 吸気や冷却が難しくなるほどの厳重な偽装 |

さて、各自動車メーカーはコロナウイルスの影響にて工場操業停止を余儀なくされていますが、そんな中でも「できることをやる」とばかりに開発業務は休むことなく進められている模様。
よって、世界各地ではこれまでと変わらない頻度にてプロトタイプが目撃されることとなっていますが、今回はフェラーリSF90ストラダーレのオープンモデルと見られる試作車がテストを行なっています。
なお、この車両が目撃されたのはフェラーリの本社所在地であるマラネロ、とのこと。
フェラーリは今年後半にニューモデルを2台用意しているといわれるが
画像を見ると、フロントそしてサイドには高電圧を示すマークが貼りつけられ、つまりはハイブリッドであるということを示しています。
そしてヘッドライトやディメンンションからすると「SF90ストラダーレ(のオープン版)ではないか」ということになりますが、全身が真っ黒な布状のもので覆われており、フロントやサイドのインテークまでカバーされています。
つまりはそこまで吸気や冷却が重要ではないということを示していて、マイルドハイブリッドではなくPHEVだろうということも推測可能。

ルーフについては見たところ「ハードトップ」のようであり、つまりはソフトトップではなく、他モデルと同じくリトラクタブルハードトップを持つということになりますが、このあたりも実際に発表されるまでは「謎」。

フェラーリは昨年に5つのニューモデルを発表していて、その5つとは「F8トリブート、SF90ストラダーレ、ローマ、F8スパイダー、812GTS」。
そして今年はそのペースをやや緩めるといい、昨年発表の5モデルを「市場に定着させる」ことに最大の力を注ぐともコメントしています。
一方で今年後半には2モデルの発表を予定しているとも報じられ、そのうちのひとつがこの「SF90スパイダー」となるのかもしれません。

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SF90ストラダーレは「限定ではない」フェラーリとしては初の量産ハイブリッドとなりますが、その出力は「1000馬力」。
V8ツインターボエンジンに加え、エンジンとトランスミッションとの間にモーターをひとつ、そしてフロントアクスルにモーターを2つ搭載する4WDレイアウトを持っています。
ハイブリッド化によって250kgの重量増加を余儀なくされたと言われるものの、フェラーリいわく「ハイブリッド化はそれを補って余りあるもの」とコメントしており、名実ともに「次世代のフラッグシップ」として君臨することになりそうですね。
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現時点でSF90ストラダーレの納車開始時期は明確ではなく、昨年発表のモデルだとようやくF8トリブートのデリバリーが開始されたばかり。
よってSF90ストラダーレは「これから」ということになりそうですが、となると今回目撃されたSF90スパイダーは「さらに先」になるのかもしれませんん。
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VIA:CARSCOOPS
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