| 新型BMW 4シリーズの開発は最終段階に突入した |
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BMWがモデルチェンジ版となる新型4シリーズのティーザーキャンペーンをスタート。
カモフラージュ付きながらも新型4シリーズの公式フォトを公開しており、さらにいくつの情報をリリースするともに、メディアへの車両貸し出しを行なって試乗レポートも解禁となっています。
BMWによると、4シリーズのシャシーセッティングはこれまでにないほど「ドライビングパフォーマンスにフォーカス」しており、現行モデルに比較すると21ミリ重心が低く、空気抵抗(cd値)はマイナス0.015を達成している、とのこと。
新型BMW 4シリーズは「走り重視」
さらにフロントホイールには(3シリーズに比較して)より強いネガティブキャンバーが与えられ(8度)、リアのトレッドは23ミリワイドに。
これによってコーナリング性能が飛躍的に向上しているとのことですが、一方で快適性は一切損なっておらず、日常の使用にも配慮しているとのこと。
なお、コイルスプリングは「ダブルジョイント」とアナウンスされていますが、テンダースプリングつきなのかもしれませんね(もしそうだとするとかなりコストがかかっている)。
サスペンション形式はフロントがストラット、リアは5リンク式。
フロントストラットにはタワーバー、さらにシアーパアネルが装着され、リアストラットにもブレースバーが追加されて剛性の向上を図るとともに直線走行時、そして加速時の安定性を確保している、とアナウンスされています。
もちろん軽量化にも余念はなく、高張力鋼の使用に加え、ドアやフロントフェンダーにはアルミニウムを使用するといった対策が取られているようですね(車両の外側や、重いフロント部ほど軽い素材が使用されている)。

エンジンラインアップについて、M440i xDriveに対しては3リッター直6ツインターボ(374馬力)+48ボルトマイルドハイブリッドが与えられることになり、マイルドハイブリッドの常としてエレクトリックモーターは「スターターと発電機」としても機能(エレクトリックモーターそのものは11馬力)。※ハイブリッドシステムによって31キロ重量が増えている
トランスミッションはおなじみ8速AT、そして駆動方式は4WD、さらにはMスポーツディファレンシャル、Mスポーツブレーキ、18インチサイズのMライトウエイト・アルミホイールが与えられています。
新型BMW 4シリーズはBMW史上最高に「物議をかもす」デザイン
そしてBMWは各メディアに新型4シリーズのプロトタイプを貸し出していますが、いずれのメディアも口を揃えて語るのが「ヘッドライトの間にあるもの」つまりキドニーグリル。
これについてはまだ隠されたままではあるものの「非常に、非常に、非常に」大きいことは間違いないらしく、ぼくらはそれに備える必要がありそうです。
なお、これについて、新型4シリーズの開発指揮をとったダニエル・フェルフィーノ氏によると「新型4シリーズは、これまでにないほど話題となっている。北米はもちろん、ドイツでもそうだ。そして人々は、新しい4シリーズに対し、明確な差異を求めている」。

3シリーズとの差異はフロントグリルのみではなく、よりフラットな前後ウインドウ、盛り上がったリアフェンダーといった特徴を持つようで、実際に目にした際の印象はかなり(3シリーズと)違う、ということになりそう。
なお、ホイールベースは現行4シリーズと変わらず、しかし全長はやや長く、しかし全高は22ミリ低くなっているということも明かされています。
新型BMW 4シリーズのインテリアは3シリーズと「ほぼ同じ」
一方で新型4シリーズのインテリアは(カモフラージュ越しにでも)3シリーズとほぼ同じということがわかるそうで、外装に比較すると3シリーズとの差異が小さいようですね。

なお、貸し出された試乗車は後輪駆動の「M340i」、4WDの「M440i」だったそうですが、どちらにも明確なキャラクターづけがなされ、甲乙付け難い出来を持っている、とコメントされています。
VIA:YOUCAR