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【動画】ランボルギーニ・ウルスをほぼ1000馬力に改造したチューナー登場!実際にアウトバーンで320km/hにて走行する

2020/05/24

| ただし車高の高さに起因してかちょっとフラついて怖い |

lamborghini-urus

ランボルギーニはウルスをして「スーパーSUV」つまりSSUVだと表現していますが、今回ドイツのチューナー”HGP”がウルスを960馬力にまでチューンし、「ハイパー」SUVともいえるクルマをリリースしています。

なお、その出力にかかわらず、外観はノーマルのまま、というのもドイツのチューナーらしいところですね(一般に、ドイツのチューナーは性能向上を主眼としているので、外観よりは機能面を中心に変更を加える)。

ウルスに搭載されるエンジンは”自然吸気”を採用するアヴェンタドール、ウラカンとは異なり、V8”ツインターボ”。

出力そのものはアヴェンタドールSが740馬力、ウラカンEVOでは640馬力、そにれ対してウルスは650馬力という数字に止まるものの、なんといっても「ターボ」だけにチューニングポテンシャルが非常に高く、よって今回のように「960馬力」を実現できるということになりそうです。

自然吸気でのパワーアップは難しい

ちなみに自然吸気エンジンでパワーアップを行うのは非常に難しく、吸排気系(エアクリーナーとエキゾーストシステム)を交換したとしてもせいぜい数%アップくらい。

あとは排気量アップくらいしか手がなく、クランクやコンロッドを交換しても「レスポンスやフィーリングの向上」には繋がるものの直接のパワーアップには貢献しにくいのが現実です。※そのためターボやスーパーチャージャーをドッキングさせてコストパフォーマンスを向上させたりする

ほか考えられるのは「高回転化」ではありますが、正直こちらも現実的(技術的)には難しそう。

つまり自然吸気エンジンは「エンジンをおろして弄ったとしても」コストがかかる割に出力がさほど向上しないので、チューニングに関しては非常にコストパフォーマンスが悪い、ということになりますね。

反面、ターボエンジンはブースト圧を上げればそのぶん出力が向上するので(排気量が増加したのと同じようなもの)エンジンをおろさずともECUの書き換えだけで一気に数十馬力を稼ぐことも可能です(ただ、熱とエンジン本体の耐久性の問題はある)。

よって、ターボはチューニングにおけるコストパフォーマンスが非常にいい、ということになりますね。

そのパフォーマンスはスーパーカー超え

そして今回、HGPは自社の用意するウルス向けチューニングメニュー「ステージ2」にて960馬力を達成したということになりますが、その内容としては大型タービン、エアインテーク、ECU等。

つまりエンジン本体をいじらずにこの出力を達成したということになり、やはりターボエンジンの優位性を痛感せざるを得ず、もしアヴェンタドールやウラカンがこの出力を得ようとなると「ターボを装着」しないと到底不可能。

そしてこの「960馬力」にまでパワーアップしたウルスのパフォーマンスですが、最高速はなんと340km/h、0-100km/h加速は2.9秒。

ノーマル状態がそれぞれ306km/h、3.6秒なので相当な性能向上ということになり、実際にHGPはその性能をアウトバーンにて試し、実際に320km/h程度まで加速した動画を公開済み。

動画内では公称値の340km/hには届かないものの、一般車も走行する中での「320km/h」であり、環境さえ許せば、実際に340km/hを達成できるのは間違いなさそうです。

ただ、いかにアダプティブサスペンションを装備するといえどもやや安定性には欠けるようには思われ、やはりこれはSUVである以上、どうしようもないのかもしれませんね。

なおHGPではこの「ステージ2」のほか「ステージ1」も用意しており、こちらは「792馬力」を発生するとのこと。

VIA:MotorOli.de

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