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ポルシェのデザイナー「私は超軽量なスポーツカーが好きだ。社内で議論したが、可能性はある」→ぜひ電動化時代前の”最後の記念”として発売希望

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| 電動化が進めば、軽量コンパクトなスポーツカーは二度とできない |

「軽量なスポーツカーを作りたい」。

これはポルシェのデザイナー、ミヒャエル・マウアー氏がカーメディアに対し語ったものですが、内容としては「私は軽いニューモデルを作りたいと考えている。何度も社内で議論を重ねてきたが、新素材を使用すれば、十分に可能だと考えている」というもの。

言うまでもなくポルシェは昔から軽量性を重視しており、ポルシェの歴史における「3大軽いクルマ」はベルクスパイダー(384kg)、718フォーメル(フォーミュラ)2(456kg)、356SL(640kg)。

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ポルシェは常に軽さを求めてきた

ポルシェの歴史は軽量化の歴史と言ってよく、これまでにもかの有名なレーシングカー「917」ではボルト一本にこだわっていたということも最近になって明かされています。

ポルシェはボルト一本にもここまでこだわっていた!1970年のル・マン優勝の裏にあった開発者の物語

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さらにはキーシリンダーやキーにまで軽量化の対象が及んでいたこともポルシェ自身によって語られていますね。

ポルシェはこんなところまで軽量化していた!「超軽量キー/キーシリンダー」

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そしてミヒャエル・マウアー氏は、こういった「ポルシェのルーツ」に立ち返りたいと考えているということになりますが、現代のクルマは環境や安全への対応のためにどんどん大きく重くなっていて、これはおそらくポルシェ以外であっても、スポーツカーの開発担当者/デザイナーであれば、誰もが苦々しく感じていることかもしれません。

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なお、環境性能の達成については「軽量化」もひとつの、しかし大きな手段であり、各メーカーとも優先的に取り組んでいる課題でもあります。

ランボルギーニは「(環境規制対応のための)ターボ化を行わない」としており、そのかわりに軽量化によって基準達成を狙うとも発言していて、そのための挑戦として作られたのが「V10+4WDレイアウトを持ちながらも、カーボンパーツ多用で999kgを実現した」セスト・エレメント(ベースとなったガヤルドよりも500kgくらい軽い)。

ランボルギーニ・ミュージアムにて。「全部カーボン」セスト・エレメントの画像

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現在最軽量なポルシェは1335kg

おそらくミヒャエル・マウアー氏の理想に最も近いポルシェのクルマは軽量シンプルな「ケイマンT」だと思われますが、この重量は1335kg。

しかしこれでは同氏の考えるゴールとは程遠いと思われ、現在その(理想を実現する)方法を模索している段階なのかもしれません。

奇しくもポルシェ911の開発責任者、フランク・シュテファン・ヴァリザー氏も「もっとコンパクトな911を作りたい」とコメントしており、立て続けにこういった発言が出てくるということは、ポルシェ社内ではもしかすると「軽量コンパクトなスポーツカー」についてなんらかの具体的な動きがあるとも考えられますね。

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ただ、全くのニューモデルとして開発するとなると、クラッシュテストなどそのコストが膨大になってしまい(さらに、そういったクルマの需要は少なく、数が出ないのでモトが取れない)、よって既存車種をベースにするのが「安上がりな方法」。

つまりはフェラーリ・モンツァSP1/SP2、マクラーレン・エルヴァと同様の手法ですが、既存車種をベースに「とことん削りまくって」、一部の人しか買わない、しかし欲しい人はいくらでもお金を積むであろうクルマを作ったほうがいいのかもしれません。

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現在、すべての自動車メーカーにとって「エレクトリック化待ったなし」の状況であるのは間違いなく、ぼくとしては「エレクトリック化の前に、ガソリン車時代の”記念”として」最後に超軽量、そして自然吸気エンジン搭載のスポーツカーを出してくれないか(お上もそれくらいは見逃してくれまいか)と考えたりするのですね。

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参照: CAR

 

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