>ランボルギーニ関連ニュース・ネタなど >フェラーリ(Ferrari) ■ニュース

ランボルギーニ「モーターショー出展は切り捨てる。もはや顧客との親密な関係づくりには用をなさない」。今後は小規模自社イベントへ移行

投稿日:

| ランボルギーニだけではなく、フェラーリも同様の意向を持つようだ |

ランボルギーニは今後、ニューモデルをモータショーにて発表しない可能性が浮上。

というのも、ランボルギーニにおいてマーケティングを管理するカティア・バッシ氏によると「顧客との親密な関係構築は重要なキーであり、しかしモーターショーはもはやその役割を果たしておらず、よって我々はモーターショーを切り捨てる」と述べているためです。

これについては至極もっともと言え、現代ではモーターショーを開催したとしても「イベント好き」がやってくるだけで購入につながる顧客はさほどやってこず、しかし出展には多大な費用がかかるから。

モーターショーの性格は時代や人々の意識とともに変化

ぼくはときどき、こういったモーターショーを訪問していますが、今や客層の中心はクルマ好き以外の人々となっていて、単に「祭り」を求め、時間を持て余している人々が集まっているだけのような気がしてなりません(一方でオートサロンや、オートメッセの顧客はクルマ好きが多いようだ)。

これについては、年々客足が遠のくモーターショーを盛り上げるため、モーターショーそのものが本来の「メーカーの技術やコンセプトカー、新型車発表の場」という性格から、単なる大衆イベントへと変化してきたためだとも思われますが、時代や人々の意識の変化を鑑みるに、「やむをえない」ということになりそうです。

そういった状況において、メーカーにとって「出展する意味」が薄れていることも十分に理解でき、そして本来のモーターショーが持っていた役割は「SNSで十分果たせる」となると、一層出展から遠ざかるのもムリはないのかも。

顧客との接点はどうやって確保?

そして現在各メーカーが頭を悩ませるのが顧客との接点の確保。

いわゆる「コンタクトポイント」ですが、これは「デジタル」と「リアル」との2つがあり、デジタルの方でゆくと、いわゆるアンバサダー、そして映画などを通じた宣伝広告が定番で、これによって製品を世間やポテンシャルカスタマーへと知らせて購買意欲を掻き立てる、ということになります。

そして現在大きく伸びているのは、スポーツ選手やタレント、インフルエンサーに使用してもらい、その様子をSNSへとアップしてもらうことで多くの(そして、今までそのメーカーの製品と接点がなかった)多くの人々にリーチするという手法ですが、これは大衆ブランドから高級ブランドまで幅広く用いられていますね。

よってポテンシャルカスタマーがどういった媒体をチェックし、どういった人や活動に影響を受けるのかを各ブランドがこぞって調査し、もっとも有効だと思われる方法を模索しているのが現代ということですが、かつてに比べると、ピンポイントで「届けたい人に、届けたい情報を」届けるのが容易になっている、とも考えられます(つまり効率の良いプロモーションができるようになったのが現代であり、その現代において、モーターショー出展は効率が悪い)。

フェラーリからのアンケート依頼が届く。顧客の購買行動、ブランド認知機会、そしてそのイメージに関するもの。その内容を見てみよう

予想解答時間は20分だが、実際には40分もかかった さて、フェラーリからオンラインアンケートの依頼が届いたので早速回答してみることに(ニュースレターに登録している人全員に届いていると思う)。回答にかか ...

続きを見る

なお、これによる変化も起きていて、たとえばこれまでフェラーリの限定モデルは「これまでフェラーリを何台購入して、現在何台保有している」という条件を満たした人のみに購入権が与えられていたものの、現在は「古くからのコレクターであってもSNSにおける影響力がない人より、フェラーリを買ったことがなくとも影響力のあるスポーツ選手やセレブ」が重視され、フェラーリが「好ましい」と思われる人物にコンタクトを取って購入を打診しているようですね(そして、フェラーリから連絡を受けた人の購入率は100%だという)。

フェラーリ488ピスタのスペシャルモデル、”ピロティフェラーリ”納車第一号!?フェラーリが認めるセレブへと納車

フェラーリの主催する「スポーツプログラム」に参加している人しか購入できない、過去最高レベルに購入難易度の高いクルマ フェラーリ・コレクター、Josh Cartu氏にフェラーリ”ピロティ・フェラーリ”が ...

続きを見る

フェラーリ「モンツァSP1/2の購入者を決定した。価格は2億円、それぞれの個体には独自の名称が与えられる」

| フェラーリは少量限定モデル、モンツァS81P1/SP2の販売対象者をリストアップ済み | フェラーリは今後の新しいビジネスプランにおいて、限定シリーズ「ICONA(イタリア語でアイコンの意味)」を ...

続きを見る

これからは小規模イベントを重視

そしてランボルギーニやフェラーリが重視しているのが「販売地域ごとの小規模イベント」。

モーターショーの代わりに、小さなイベントを開催し、重要顧客のみを招いてニューモデルを先行披露したりというものですが、限られた人しか参加できないために「呼ばれた人」の自尊心を満たしてブランドへのロイヤルティをもたせることができ、ゆっくりとその製品に触れたり、製品を知ってもらうことも可能に。

ランボルギーニが”これまで重視してきた”ジュネーブMSに不参加を表明。「これからは顧客を招いたイベントで新型車を発表する」。なおフェラーリも同様の傾向へ

この記事のもくじ1 | 思えばフェラーリの昨年の新型車はすべて顧客限定イベントで先行発表されていた |1.1 スーパーカーメーカーは「限られた顧客」を奪い合う1.2 もはやモーターショーは意味を持たな ...

続きを見る

実際のところ、こういった小規模イベントは少なからず効果があるとも考えており、というのもぼくはランボルギーニ・ウラカンEVO RWDの先行発表イベントに呼んでいただき、その数日後に「まったく買う予定がなかったウラカンEVO RWDを注文してしまった」ため。

イベントに参加するまでは、当時乗っていたウラカンをそのまま乗り続けようと考えていたわけですが、イベントでゆっくりとクルマを見ているうちに「いっちょ買っとくか・・・」と心が動いてしまったわけですね。

これがウラカンの本来あるべき姿か!?ランボルギーニ最新モデル、ウラカンEVO RWD発表会に行ってきた

この記事のもくじ1 | ウラカンEVO RWDはボクの考える「ベストなエクステリアを持つウラカン」 | 1.1 ウラカンEVO RWD発表会の会場はこんな感じ1.2 ウラカンEVO RWDはこんなクル ...

続きを見る

よって、「実際に製品(クルマ)を見る」という機会は(モーターショー出展を取りやめ、デジタルで認知機会が作れる現代といえど)けっこう重要であり、フェラーリも新型車「ローマ」の展開においては、新しい顧客を獲得するために現実世界でのコンタクトポイントを設定してゆく、とも語っています。

フェラーリ・ジャパン社長が語る!「ローマは日本市場ではこうやって売る」「日本の高級スポーツカー市場はアジア最大」

この記事のもくじ1 | 日本のフェラーリ販売台数は中国よりも多い |1.1 イメージは1950-1960年代のローマ1.2 そこへ折悪しくコロナが襲う1.3 この記事を読んだ人は、他にもこんな投稿を読 ...

続きを見る

なお、こういったイベントは各国のインポーターやディーラーの負担だと思われ、ランボルギーニ本社の負担はほぼ無いと思われますが、モーターショーの出展を取りやめて地域ごとの小規模イベントに移行することで、これまで計上していた「モーターショー出展費用」を(ランボルギーニ本社が)支払わなくても良くなるというところもメーカー側から見たメリットなのかもしれません。

参照: Autocar

この記事を読んだ人は、他にもこんな投稿を読んでいます

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でintensive911をフォローしよう!

->ランボルギーニ関連ニュース・ネタなど, >フェラーリ(Ferrari), ■ニュース
-, , , , , , ,

© 2020 Life in the FAST LANE. Powered by AFFINGER5