
| ギブリ、クワトロポルテの最高速はなんと326km/h |
先日予告したとおり、マセラティがギブリ、クワトロポルテ、レヴァンテに「トロフェオ」を設定し公開。
これらは「スポーツグレード」であると同時に「トップグレード」でもあり、フェラーリから供給を受ける3.8リッターV8ツインターボエンジンを搭載していることが特徴です。

ただ、そのスペックはマセラティ向けに調整が施されて588PSへ、そしてフェラーリには導入されていないZF製の8速ATと組み合わせられることに。
なお、ちょっと前にフェラーリは「(マセラティの意向にて)今後マセラティにエンジンを供給しない」と発表していますが、これは「前言撤回」ということになりそうです。
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それぞれの「トロフェオ」はこうなっている
まずはギブリ「トロフェオ」。
フロントサスペンションはダブルウィッシュボーン、リヤサスペンションはマルチリンク、そして「スカイフック」アダプティブダンパーを装備。
0-100km/h加速は4.3秒です。

フロントアンダーにはカーボン製スプリッターが装着され、グリル内の「トライデント」内部にはおそらくセンサーが内蔵されているものと思われます。
グリル内部のバーは「ツイン」が採用に。

こちらはギブリ・トロフェオのインテリア。
メーター内液晶には「TROFEO」の文字が見え、ステッチはレッドに変更されています。

そしてこちらはクワトロポルテ・トロフェオ。
足回りの設定はギブリに準じ、0-100km/h加速は車体重量の関係か4.5秒に。
最高速度はギブリと同じ326km/hで、これはランボルギーニやフェラーリ、マクラーレンといったスーパーカーに近い数字です。
ホイールはギブリと共通の21インチ、そしてボンネット上にはエアアウトレットが設けられ、標準モデルとの差別化を主張しているようですね。

サイドグリルにはレッドの加飾、そしてTrofeoエンブレムにもレッドのレイヤー(トロフェオ各モデル共通)。

インテリアはこう。
カーボンファイバー製の加飾が目を引きます。

こちらはレヴァンテ・トロフェオ。

全トロフェオ共通にて、Cピラーに用いられるトライデントエンブレムにはレッドの加飾。

リアディフューザー、そして3200GTをイメージしたというテールランプの新しい発行グラフィックもまた「トロフェオ専用」。

こちらはレヴァンテ・トロフェオのインテリア。
ほかモデル同様にフルグレインレザーやコントラストステッチ、カーボン製パネル等が「特別さ」を物語ります。

現時点でギブリ/クワトロポルテ/レヴァンテ”トロフェオ”の価格は公開されていませんが、追ってボディカラー等の詳細とあわせて発表があるものと思われます。
なお、イタリアの自動車メーカーの特色として「イタリアン」を全力で表現するというものがあり、これはドイツの自動車メーカーとは大きく異る部分でもありますね。

参照:Maserati
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