
| ただし出力は600馬力から620馬力に向上する見込み |
さて、ここ最近様々なプロトタイプをテストしているフェラーリ。
SF90ストラダーレのオープンモデル、812スーパーファストのハードコア版、謎のハイブリッドモデルに加え、ローマ顔のポルトフィーノなど様々な車両が走っているようですね。
そして今回目撃されたのは「ポルトフィーノの改良版」だと思われるモデルです。
見た目はあまり変わっていない?
このポルトフィーノの改良版については過去に何度か目撃されているものの、その都度カモフラージュの範囲や程度に差があり、そんな中でも今回のプロトタイプは「全身を隠された状態」。
なお、フェラーリが米国環境保護庁(EPA)に届け出た内容によると、2021年モデルとして「F164BCB」という形式を持つクルマが(書類上)存在し、こちらの出力は620馬力。
ちなみにポルトフィーノの形式はF164BCA、そして出力は600馬力です。
ここから推測されるのは、2021年にポルトフィーノの改良版が投入されるのではないかということですが、そこで気になるのは「ポルトフィーノの名を受け継ぐのかどうか」。※フェラーリにおける”モデルライフ中盤の改良版”は別モデル扱いとなり、名称が変更される

たとえばカリフォルニアの改良版は「カリフォルニア」の名を受け継いだカリフォルニアTとなっていて、ポルトフィーノの改良版はこの流れに沿った変更になるのかどうか、ということですね(V8ミドシップモデル改良版だと、458イタリア→488GTBというようにモデル名が変わっている)。
プロトタイプの画像を見るに、現行ポルトフィーノからの変更点は大きくはないと思われ、であれば(名称を変更して混乱を生じさせるよりも)ポルトフィーノの名を引き継ぐのかもしれませんね。

ポルトフィーノ改良版のインテリアは従来型同様?ローマ風?
そしてもうひとつ気になるのは、このポルトフィーノ改良版のインテリア。
フェラーリはSF90ストラダーレを皮切りに、その後発表されたローマでも新世代のインテリアを採用しています。
そのインテリアはこれまでのフェラーリとは大きく異なるもので、通常であればインテリアの大きな変更は「フルモデルチェンジ」を待つことになりますが、ローマはポルトフィーノとプラットフォームを共有しており、となるとそこまで変更の手間はかからない、とも思われます。
さらに、同じ生産ラインでローマそしてポルトフィーノ改良版を生産するとなると、生産効率、部材手配の観点からも「同じインテリア」を採用した方がコスト削減に繋がる可能性が高く、よってポルトフィーノ改良版は「ローマ風インテリア」を持つ可能性もありそう。
フェラーリは今年「あと二台」のニューモデル発表を控えているとされますが、その二台はおそらくSF90ストラダーレのオープンモデル、そして812GTOだと思われ、となるとポルトフィーノ改良版の登場は来年まで待たねばならないかもしれません。

参照:Motor1
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