| このリリーフならどこにでも走って行けそうだ |
さて、日産UKが公式にてリーフをハードコアなオフロード仕様、そして災害救助支援仕様へと改造した「リリーフ(RE-LEAF)」を発表。
これは文字通り災害の現場へと、そしていかなる道路環境であってもかけつけ、コミュニケーション手段の確立や電力の供給、それによるツールの使用を可能とするもの。
車両の外側には110Vと230Vのアウトレットを設けており、トランクスペース内にもソケットを設置しているようですね。
EVは「電力供給元」としても期待がかかる
日産によれば、欧州の一般的な家庭が6日過ごせるだけの電力をこのリリーフから供給できるといい、さらには電動ジャッキやファン、人工呼吸器や100ワット級のライトを24時間駆動させることができる、としています。
ここ最近は日本でも災害が続きますが、そんな中でもEVがずいぶん(バッテリーとして)活躍したとも言われ、さらにこのリリーフのような「アクティブな」車両であれば頼もしい限りですね。
このリリーフについては、標準仕様のリーフに比べて70ミリ車高が高く、フロントで90ミリ、リアで130ミリワイド化されており、前後ホイールハウスにはそれぞれホイールアーチ、マッドフラップが取り付けられています。
さらにはアンダーボディを守るためのプロテクターも装備され、モータースポーツ用の17インチホイールにオールテレインタイヤも装着してまさに「無敵」。
そして出動要請があれば、こんな感じで現場へと急行するのでしょうね。
日産リリーフにはこんな活躍が期待される
現場に到着したリリーフ。
オフロードタイヤのおかげで、どんな道でも走破できそうですね。
ルーフにはLED」ライトバーが装着されています。
よく来てくれた!という感じで誘導されるリリーフ。
車体後部に座席はなく、救助活動支援用のエクイップメントが積まれます。
車体後部には32インチの液晶モニターにPCを搭載。
ドローンを起動し状況の把握へ。
これで助かる命もありそうです。
日産はリーフの可能性を模索中
なお、日産はリーフについて大いなる可能性を求めて様々な試みを行っており、このリリーフの他には「リーフのレーシングカー」をリリースしたことも。
さらにはトルクベクタリング4WDを搭載した試作車「e-4ORCE」を公開したこともあり、今回のリリーフについても、このe-4OURCEを搭載すれば、さらに活動領域が広がりそうですね。
参照:NissanUK