| とうてい普通の人にはできないという意味で敬意を払うべきかも |
さて、世の中には様々なカスタムが存在しますが、その中でも破壊力のあるカスタムとして知られるのが「ピンク」。
ただしこのピンクというのは意外や人気が高く、かつ一部の人にとっては「マスト」でもあるようで、これまでにも相当数の「ピンクカスタム」が目撃されています。
今回紹介するのもそのひとつですが、アストンマーティンDB11をピンク化し、かつホイールも「ピンク」のハートにしてしまった例。
おそらくこのホイールはワンオフだと思われ、そしてボディのラッピング(ペイントではないと思う・・・)もあわせると相当なコストがかかっていると推測でき、それでもピンクにカスタムしたこのオーナーはある意味で称賛すべきなのかもしれません。
ピンクのアストンマーティンDB11はこんな仕様を持っている
そしてこのアストンマーティンDB11を見てみると、かなり凝った仕様を持つことがわかり、ホイールの他にもサイドステップやリアアンダーをピンクにてハイライト化するなど、けっこうこだわったカスタムがなされている模様。
「ピンク」というだけで拒否反応を示されがちではあるものの、その情熱については正しく評価すべきなのかもしれません。
Idk how I feel about this from r/Shitty_Car_Mods
フェラーリは「ピンク」を許容しない
なお、フェラーリはそのボディカラーを顧客の要望に応じていかようにもペイントしてくれることで知られ、しかしただ一色だけ拒否されるのは「ピンク」だとされており、その理由は「フェラーリのブランドイメージにそぐわないから」。
ほかにもこんなに。「ピンク」カスタム
そして上述の通り、一定の需要があるのがピンクカスタム。
参考までにアストンマーティンは「純正」にてピンクへペイントすることができるようで、かつてアストンマーティンの工場内にてピンクにペイントされたヴァンキッシュ・ザガート・シューティングブレークの姿が(前アストンマーティンCEO、アンディ・パーマー氏によって)SNSへと投稿されています。
なお、この「ピンク」は一般に中国と香港に多いとされ、その理由としては「それら地域では、女性のスーパーカー/高級車オーナー比率が高いから」「同地域では、富裕層が愛人のためにカスタムカーを贈る傾向があるから」と言われます。
そして、いわゆる「ベイビーピンク」が混まれる、とされていますね。
なお、中東もまたピンクが好まれる国の一つだと言われます。
ただし中東だと女性がクルマを運転できる例が少なく、なぜピンクの人気が高いのかは不明です。
そのほか、「真面目」にピンクに取り組む例としては、「ピンクパンサー」をイメージした例も。
加えて、最近はローズメタリック系のカラーを設定する自動車メーカーも増えており、もしかすると流行の可能性も。
ポルシェも「タイカン」にピンクを新設定していますが、このカラーは中国にて発表されているので、やはり中国市場への対応を重視した結果なのかもしれません。
こういったピンクについて、ぼくら日本人からすると数世代前の「トヨタ・ヴィッツ」を連想しますが、そのヴィッツに採用されていたメタリック系ピンクは相当に開発に苦労したと当時報じられており、その理由としては「生々しく見えず、気品と上品さを演出できるよう、様々な調合を試したから」だと言われています。