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VWグループが株主総会実施!「ランボルギーニ、ブガッティ等の高級ブランドはコロナ禍でも落ち込みが少ない」「ポルシェは2025年までに半数を電動化」etc.

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| プレミアムブランドほど「不況に強い」 | 

さて、フォルクスワーゲンが年次株主総会を開催し、2020年の業績見通しを再確認したほか、現状や将来についていくつか興味深い事実を述べています。

言うまでもなくフォルクスワーゲンは「ポルシェ」「ランボルギーニ」「ブガッティ」「ベントレー」等を有する巨大グループですが、コロナウイルスの影響下においても「プレミアムブランドは影響が小さかった」「中国では、販売されるクルマの5台に1台がフォルクスワーゲン」「2025年までには、ポルシェの販売する新車の50%が電動化される」といった報告も。

加えて、バイク(ドゥカティ)の受注も増えているといい、この内容を見る限りでは、ちょっと前に出た「ランボルギーニ、ブガッティ、ドゥカティの売却」は見送られるかもしれませんね。

以下はフォルクスワーゲンより発行されたプレスリリースです。

年次株主総会:フォルクスワーゲンが2020 年の業績見通しを再確認、将来の投資の必要性を改めて強調


・グループは2020 年も引き続き営業利益の黒字化を達成できる見込み
・ 9 月の納車および受注台数は前年を上回る見込み
・ 年末までの業績は上昇傾向にあると予測
・ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミックの中にあっても、e-モビリティとデジタル化への投資継続を確認


CEO ディース:「グループの変革は、新型コロナウイルスによって停滞どころか加速しています。
今後10 年間でクルマは完全にネットワーク化されたモビリティ デバイスへと進化を遂げ、駆動
システムの変化以上に、広範囲にわたる影響を及ぼすことになるでしょう。」ベルリン、2020年9月30日 本日、フォルクスワーゲン グループは2020年の業績見通しを再確認し、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックにもかかわらず、将来への投資を計画通りに実行する
ことを改めて強調しました。「2019年と2020年の両年にわたり、私たちはe-モビリティおよびデジタルモビリティのリーディング カンパニーになるための本質的な方向付けを行い、重要なマイルストーンを達成することができました」と、フォルクスワーゲン グループ最高経営責任者(CEO)のヘルベルトディースは、フォルクスワーゲンAGのデジタル年次株主総会において述べています。

「グループの変革は、新型コロナウイルスによって停滞するどころか、加速しています。」フォルクスワーゲン グループは、2024年までにe-モビリティの分野に330億ユーロを投資する計画であり、電気自動車のマーケットリーダーになることを目指しています。成功のためのさらに重要な要素は、現在「Car.SoftwareOrg」が開発している新たなVW.OSオペレーティングシステムです。このOSは、アウディの「Artemis(アルテミス)」プロジェクトで初採用される予定です。2024年までに、ITの専門知識構築および自動運転技術の開発専用に、140億ユーロの投資が行われる予定です。「今後10年間でクルマは完全にネットワーク化されたモビリティ デバイスへと進化を遂げ、駆動システムの変化以上に、広範囲にわたる影響を及ぼすことになるでしょう」とディースは述べています。フォルクスワーゲンは、年末までの業績は上昇傾向にあると予測しており、2020年に営業利益の黒字化を達成するという見通しを立てています。


2020 年の会計年度における業績は、新型コロナウイルス感染症による影響が明確に表れたものとなっていますが、下半期には回復に向かっています。全世界における8 月末までの納車台数は21.5%減少して560 万台(前年:710 万台)となりました。グループは市場平均よりも高い実績を残し、世界の市場シェアは前年比0.4%上昇して13%となりました。プレミアムおよびラグジュアリー ブランドは、量産ブランドや トラック&バス部門に比べ、危機下においても減少幅が少なくなっています。グルー
プ最大の単一市場である中国では、8 月末までの納車台数の減少幅は最低限に留まり、11.5%減となっています。中国では、販売される新車の5 台に1 台がフォルクスワーゲン グループの製品です。

この期間中、ホームマーケットである西ヨーロッパでは、パンデミックによる深刻な打撃を受け、30.9%の急激な落ち込みを記録しました。しかし、市場シェアは0.8%上昇し23.7%へと成長しました。第2四半期末の段階で、自動車部門の純流動性は187 億ユーロと、健全なレベルに戻りました。在庫車両の削減が、この達成に大きく貢献しました。
グループは、デリバリーチェーンを安定化し、ディーラーやお客様に継続的に製品を供給するための“100 ポイント プラン”を実施しました。フォルクスワーゲンは、社会的責任を果たすため、例えば、南アフリカの工場跡地を臨時の病院に改装し、人工呼吸器や医療用マスクを製造し、4,000 万ユーロ相当の救援物資を寄付しています。パートナーであるディーラー各社を支援するための広範囲なプログラムも開始しています。ヘルベルト ディースCEO は、従業員の真剣な取り組みに感謝の意を表明
しました。「67 万人のフォルクスワーゲン従業員は、コロナ禍において、自身の能力を遺憾なく発揮しています」とディースは述べています。


グループは、受注および納車台数に関して、9 月は前年同月を上回り、その上昇傾向は年末まで継続すると予想しています。その結果、フォルクスワーゲンは、グループ全体で利益を出し、2020 年に良好な業績を報告するという目標を確認しました。「しかし、中長期の予測に関しては、引き続きかなり不透明な要素が多く、パンデミックの終息状況に左右されます」とディースは付け加えています。
年次株主総会において取締役会と監査役会は、通常株1 株あたり4.80 ユーロ、優先株1 株あたり4.86 ユーロの配当を提案しました。これは、2019 会計年度に発表された普通株1 株あたり6.50ユーロ、優先株1 株あたり6.56 ユーロの配当案を修正するものです。8 億5,500 万ユーロの純利益剰余金は、来年の勘定に繰り越されます。その背景について、ディースは次のように述べています。


「今回の決定は、グループの財務的健全性の欠如によるものではありません。当初の配当案は、2019 会計年度の好調な業績を基準に判断したものです。新しい提案は、パンデミックが当社に及ぼし、そして今後も続く大きな影響を考慮しています。」


戦略的分野とブランドに関する声明

商用車事業は、スカニアとMAN の相乗効果をさらに高め、さらなる効率の可能性を引き出す「GlobalChampion(グローバルチャンピオン)」戦略の実行に重点を置いています。「グループ取締役会において、グンナー キリアンがトラック&バス部門担当取締役に就任し、トラック事業の体系的な再編に取り組んでいます。TRATON(トレイトン)の新CEO のマティアス グリュンドラー、MAN の新CEO のアンドレアス トストマンと共に、ミュンヘンに本社を置き、長い歴史を誇るMAN の業務効率改善に
全力を尽くします」とディースは述べています。彼は、戦略を実行する上での重要なステップとして、米国のトラックメーカーであるナビスター買収の可能性について言及しました。
ポルシェの電動化に関して、ディースは次のように述べています。「ポルシェは、全ブランドの中で最も野心的な電動化戦略を採用しています。ポルシェは、遅くとも2025 年までに、すべての新車のポルシェの半分以上が電動化モデル、つまり電気自動車かプラグイン ハイブリッドになると見積もっています。」


アウディの役割に関し、グループCEO のディースは次のようにコメントしています。「グループ内において、最先端テクノロジーの陣頭指揮を執ることが、アウディ ブランドおよびマルクス ドゥスマン率いる新しいアウディ経営陣にとっての目標です。新しいチームは、アウディをプレミアム セグメントのトップブランドに返り咲かせるという強い決意の下、この春から仕事を開始しました。」アレクサンダーヒッツィンガーのリーダーシップの下で進行している「Artemis」プロジェクトは、特に重要な意味を持っています。

「“Artemis”は次世代の電気自動車として開発が進められており、“Car.Software Org”と協力してE3 2.0 ソフトウェアを開発しています。このソフトウェアは、グループ全体で採用される予定です。」 「Artemis」は、フォルクスワーゲンの新しいオペレーティングシステムであるVW.OS を採用する最初のグループ車両です。そのため、「Artemis」プロジェクトは、ソフトウェアに関するグループの既存の専門知識を集約し、この分野における企業買収を組み合わせて構築した新しい組織、「Car.Software」と密接に協力しています。


ディースは、スポーツ&ラグジュアリー ブランドの現状を、次のように説明しています。「ベントレー、ランボルギーニ、ブガッティといったエモーショナルなラグジュアリー ブランドは、今回の危機を非常にうまく乗り越えています。ドゥカティのモーターサイクル事業の受注も、前年比で大幅に増加しています。」
コアブランドのフォルクスワーゲンに関しては、モジュラー エレクトリック ドライブ マトリックス(MEB)をベースにした最初の2 つのモデルの発売に焦点を当てていると、ディースはコメントしています。

「“ID.3(アイディ.3)”1 の発売は、フォルクスワーゲンの未来を担い、気候目標達成の基本となるものです。この電気自動車は、既に3 万台以上の注文を受けています。フォルクスワーゲンブランドの新CEO であるラルフ ブランドシュテッターは、“ID.3”に続く“ID.(アイディ.)”ファミリーの2 番目のモデルである“ID.4(アイディ.4)”2 を先週発表しました。“ID.4”は、ヨーロッパ、中国、米国でほぼ同時に発売されるグローバルカーです。」
ディースは、今年125 周年を迎え、グループ ブランドの中で最も長い歴史を誇るシュコダを祝い、最初のMEB モデルに対する高い評判について、言及しました。シュコダは、MEB をベースにした最初の電動SUV「Enyaq(エンヤック)」3 を発表しました。このモデルは、魅力的なテクノロジー、広々としたスペース、優れたコストパフォーマンスなど、シュコダならではの魅力を融合しています。「新しいCEO のトーマス シェーファーが、これらの価値をさらに引き上げ、シュコダを成功に導いてくれること
を期待しています」とディースは述べています。


グループCEO のディースは、セアトおよびクプラ ブランドの方向性についてもコメントしています。
「セアトは魅力的な製品を生み出しており、クプラ ブランドによって高価格帯のセグメントにも徐々に参入しています。クプラは、エキサイティングなデザイン、最新のテクノロジー、現代的で都会的なデザインによって人々を魅了する、電気自動車および電動化モデルのブランドへと成長するでしょう。クプラの電動化モデルは、プラグイン ハイブリッド モデルの“Leon(レオン)”4、および来年発表される電
気自動車の“el-Born(エル ボルン)”5 から始まります。」

ディースは、フォルクスワーゲン商用車ブランドの方向性に関する重要な決定が昨年行われたことを公表しました。「グループ内でもっとも根本的な改革は、おそらくハノーバーを拠点とする小型商用車ブランドで起こっています。フォードとのパートナーシップに関する決定、“VW Bulli(VW ブリー)”の電動化、ArgoAI と共同開発している人やモノを動かす自動運転技術の準備などが、主な方向性として定められました。新しいCEO に就任したカーステン イントラは、この改革を推進しています。」
フォードとの協力関係は、両者にとって開発コストを大幅に削減し、スケール メリットを活用できるという点で、とくに重要です。
フォルクスワーゲンは、パリ協定で定められた気候目標に取り組む最初の自動車メーカーとなりました。ディースは、欧州グリーンディールに関して、次のように述べています。

「電気自動車のラインナップの急拡大と、バリューチェーンの強力な改革により、フォルクスワーゲン グループは、近い将来に導入されるであろう、より厳しいCO2 フリート目標を達成するための準備を、競合他社に先駆けて進めています。しかしながら、欧州委員会が定めたグリーンディールの目標を達成するためには、
バリューチェーンを変革する取り組みをさらに強化する必要があります。」
ディースCEO は、スピーチの最後に、自動車業界におけるデジタル トランスフォーメーションの重要性を強調しました。「駆動システムの変革は、従来型の自動車メーカーが行うべき、比較的単純な変化と言えるでしょう。しかし、今後10 年間でクルマは完全にネットワーク化されたモビリティ デバイスへと進化を遂げるという事実は、はるかに広範囲にわたり影響を及ぼすことになるでしょう。フォルクスワーゲンは、移動用の車両という形態だけでなく、人工知能を活用して、それを安全に操縦する
頭脳も提供しなければなりません。フォルクスワーゲンは、車両、頭脳そしてサービスを組み合わせ、新しい時代のユニークなモビリティ体験を提供したいと考えています。そのため、私たちは、世界中の何百万ものモビリティデバイスを確実に運用し、常にお客様とつながり、サービス、車両の快適性と安全性を毎週、あるいは毎日改善するデジタル企業に変革を遂げる必要があります。」

参照:Volkswagen

 

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  • この記事を書いた人

管理人:JUN

ランボルギーニ/ポルシェ/ホンダオーナー。 ハイパフォーマンスカーを中心に、それにまつわる話、気になるクルマやバイク、モノ、出来事などを紹介します。

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