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| アウディはTTを現行限りで販売終了とするものの、社内には熱い支持派も多数いるようだ |
アウディがTTSに対して新パッケージオプション「コンペティション・プラス」、そしてTTとTTSには新グレード「ブロンズセレクション」を追加。
アウディは現行モデル限りでTTの販売を終了させると言われますが、現在縮小するスポーツクーペ市場においてもそのプレゼンスは弱くない、という印象。
そしてアウディは、余命わずかといえどTTを放置することはなく、そのセグメントにおける強みを最大限に強化したいのかもしれません。
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アウディTTS「コンペティション・プラス」はこんな仕様を持っている
そしてまずはTTSコンペティション・プラス。

こちらはLEDヘッドライトに加えボディサイドにはアウディのエンブレム「フォーリングス」、プライバシーガラス(クーペのみ)、レッドブレーキキャリパー、ハイグロスブラックの20インチホイール、固定式リアウイングや車体各部へのダーク調アクセントが付与されることに。

反面、選択できるボディカラーは制限されることになり、クロノスグレー、グレッシャーホワイト、タンゴレッドにターボブルーの4色のみが選択可能となっています。

アウディのフォーリングスはブラック、テールランプもダーク調に。

TTSロードスターにも「コンペティションプラス」
そしてこちらはTTSロードスター「コンペティションプラス」。
このターボブルーは発色がよく、なかなかに魅力的なボディカラーですね。

エンジンについて通常のTTSから変更はなく、2リッター4気筒ターボエンジンは320馬力を発生。
トランスミッションは7速Sトロニック(デュアルクラッチ)、駆動方式はもちろん4WD、そしてマグネライドを標準装備し、0-100km/h加速についてクーペは4.5秒、ロードスターは4.8秒という数字を誇ります。

アウディTTSコンペティションプラスのインテリアはこうなっている
そしてこちらがアウディTTSコンペティションプラスのインテリア。
インテリアカラーはブラック(ナッパレザー)、コントラストステッチはエクスプレスレッドもしくはアラブルーが用いられます。
そのほかクロームのトリムにカーボンインレイ、さらにエアコンベントのリングもターボブルー(サテン仕上げ)もしくはタンゴレッド(グロス仕上げ)へ。
画像を見る限りだと、マットの縁取り、センターコンソール、シートシェルにもアクセントカラーが用いられているようですね。

アウディTT「ブロンズセレクション」はこんな仕様を持っている
そしてこちらはアウディTTブロンズセレクション。
この「ブロンズ」や「ゴールド」は近年注目されているカラーで、しかしなぜかポルシェやランボルギーニといったスポーツカーが採用を拡大している模様(いずれもアウディと同じくフォルクスワーゲングループに属する)。
そのほかだとEVが「モーターのコイルの色」を表現するためにブロンズを用いることがありますが、いずれにせよ今後拡大が予想されるアクセントカラーだと思います。

なお、選択できるボディカラーはクロノスグレー、グレッシャーホワイト、ミトスブラックの3色で、ホイールがブロンズに、サイドにはブロンズのフォーリングス、フロントグリルはグロスブラックに(TTSはマットチタンに)。
さほどブロンズを採用する範囲が広くないようには感じますが、「TT」バッジやアウディのフォーリングス(ボディ前後)、そしてテールパイプもブロンズにしたくなる仕様ですね。

インテリアについてはシートシェル、センターコンソール、エアコンベントリングがブロンズに、そしてステッチもブロンズへと変更され、バング&オルフセン製のオーディオシステムやアルミ製のインレイが標準化されるなど、「コンペティションプラス」のスポーティーさに比較してゴージャスさが演出されているようにも感じます。

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