| 以前にもこのR34 GT-Rはオークションに登場していたが |
さて、価値の高い希少車に絞って競売を行なう日本のBHオークションより、未登録そして走行距離がなんと「10km」という新車状態の日産スカイラインGT-R(R34)V-Spec II Nurが競売に登場すると予告され、おそらくはR34 スカイラインGT-R史上もっとも高価な個体になるのではと見られています。
なお、R34 GT-R V-Spec IIニュルは生産台数わずか718台にとどまり(予定された限定台数は1000台だった)、このホワイトにペイントされた車輌は159台のみ。
ちなみに、これと同じ個体は2017年にもBHオークション経由で競売にかけられており、今回の出品については「当時落札されなかったものの再出品」なのか、それとも「当時の落札者が転売のため出品」しているのかは不明です。
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R34スカイライン GT-R V-Spec IIニュルはこんなクルマ
VスペックⅡニュルは2002年に発売されたもので、Mスペック・ニュルとともにR34世代のGT-R生産終了に伴う「記念モデル」。
搭載されるエンジンは「N1」仕様の330馬力で、エンジン内部はバランスどりが行われ、ピストンやピストンリング、カムシャフトの改良が行われるほか、ウォーターポンプ、エキマニ、タービンなど周辺パーツもN1仕様に。
エンジンヘッドはレッドではなく専用の「ゴールド」となっています。
スピードメーターの表示が300キロスケールとなるほか、コーションプレート、グレードーネームも変更に。
専用ボディカラーとしてミレニアムジェイド(メタリックグレー)、ベイサイドブルーが設定されていますが、今回オークションへと出品される個体はモータースポーツ色の強いホワイトとなります。
サスペンションも強化され、ブレーキも大型化されることでハンドリング性能やブレーキ性能も向上。
もともとVスペックはアドバンスドエアロ、アクティブLSD、アテーサE-TS PROが装備された走りのグレードでもありますね。
インテリアはシートにビニールがかかったままの「新車」状態。
購入時から「将来的な値上がり」を目論み、ずっと保存していたのでしょうね。
その価格は5000万円を超えるか
なお、昨年には、ミレニアムジェイドにペイントされたR34スカイラインGT-R V-Spec IIがオンラインオークションにて485,000ドルで落札されており、こちらの走行距離はわずか362km。
しかし今回のR34 スカイラインGT-R V-Spec IIは圧倒的に走行距離が少なく、よってこの価格を軽く越えても不思議はない、と考えています。
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参照:BH Auction