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【動画】まさに文字通り「スケートボード」!英企業が「4輪インホイールモーター」の画期的な電動シャシーを発表

投稿日:2021/06/06 更新日:

まさに文字通り「スケートボード」!英企業が「4輪インホイールモーター」の画期的な電動シャシーを発表

| 今後、エレクトリックカーはその用途によって様々な形に発展しそうだ |

さらにはその構造に対する自由度の高さから、ガソリン車にできなかったことができるようになる可能性も

さて、EVはまだまだ発展途上(しかも初期)にある工業製品であり、様々な可能性が残されているものと思われます。

そして今回、英国のモーター設計製造会社、サイエッタグループが公開したインホイール式エレクトリックモーター「AFT140」もそのひとつ。

今回同社は、そのインホイールモーターを「スケートボード型アーキテクチャ」に装着し、実際に走行可能なプロトタイプとして披露しています。

モーターは完全にホイールの内側に

このAFT140に採用されるモーターはマクラーレンがアルトゥーラに採用するのと同じ「軸流式」。

これによってモーターを薄く設計できるようになり、こんな感じでホイール内に納めることが可能となるわけですね。

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そしてこのモーターはブレーキの役割も兼ねているので「ブレーキが不要」となることも特徴のひとつ。

たしかにこの位置にモーターを搭載すると、バネ下重量が増加し乗り心地や操縦安定性を行なうかもしれませんが、ブレーキシステムとの重量相殺、そのほかに得られるメリットを考慮した場合、その問題は大きくはなく、また解決可能なものだとも考えられます。

インホイールモーターは運搬用車輌に最適

なお、サイエッタグループによると、「パワートレインを車輪の中に完全に移動させることで、シャーシの上の使用可能なスペースを、人や荷物の運搬、移動式店舗での商品販売、ゴミの収集など、車両の主な目的のために最大限に活用することができる」とのこと。

つまりは公共交通手段や業務用としての活用を視野に入れているということになりますが、実際にこのインホイールモーターを装着したプロトタイプを上から見ると完全にフラット。

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このフラットな部分にはバッテリー、そしてインバーターなどのコントロールユニットが内蔵されており、このシャシーの上に様々な形状を持つキャビンをンを載せることによって、比較的容易に、多種多様なモデルを展開できるということになりそうです。

このモーターは低電圧にて作動するそうで、自律走行車、短距離での人員輸送車、ラストマイル(近距離の)デリバリーバンなどに適していると述べており、主に(高速走行を行わない)都市部において様々な用途が考えられそうですね。

実際のところ、サイエッタグループCEO、ウイッチャー・キスト氏は、「実際に使用可能な電気駆動技術にこだわっています。今こそ、混雑した都心をより静かでクリーンな空間にするために、インホイール電気モーターの可能性について、業界で真剣に議論する時期が来たようです」ともコメントしており、その大きな可能性に着目している模様。

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こういった例を見るに、電気自動車は「エンジン、トランスミッション、エキゾーストパイプ」といったコンポーネントとその配置にとらわれず自由な発想でクルマを設計できることが特徴であり、今後もその用途にあわせ、また生息域に特化し、ガソリン車とは全く異なる構造を持つ車輌が登場するのかもしれませんね。

インホイールモーター自体は目新しくはない

ちなみにインホイールモーターを採用するEVやその構想自体は新しいものではなく、最近だとローズタウン「エンデュランス」もインホイールモーターを採用。

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さらにマツダはインホイールモーターを使用したEVもしくはハイブリッドモデルの特許を出願しています。

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アウディもインホイールモーター搭載のコンセプトカーを発表しており・・・。

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ポルシェに至っては(会社創立前の)1899年に4輪インホイールモーター採用の電気自動車「ローナー・ポルシェ」を発表しています。

ポルシェの知られざる15の事実。「ポルシェは1899年に最初の電気自動車をすでに作っていた」ほか

| ポルシェと電気自動車とは縁が深い | ポルシェについて知られていない15のこと、「15 Things You Didn't Know About PORSCHE」という動画が公開に。ポルシェは比較 ...

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インホイールモーター試作車「AFT140」が走行する動画はこちら

参照:Saietta Electric Drive

 

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