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【動画】リアウイングが前後左右に傾く「トンデモ」ハイパーカー、ゼンヴォTSR-Sのレビュー登場!1,177馬力、0−100キロ加速2.8秒、その価格は1.9億円

2021/06/13

リアウイングが前後左右に傾く「トンデモ」ハイパーカー、ゼンヴォTSR-Sのレビュー登場

| ゼンヴォTSR-Sの細部を見るに、ただのキワモノではなく細部までしっかり作り込んでいるようだ |

さすがに2009年から今まで会社が存続しているだけのことはある

さて、デンマークのトンデモハイパーカー、ZENVO(ゼンヴォ)TSR-S。

かなり聞き慣れないクルマではありますが、1,177馬力、その価格1億9000万円という並外れた数字を持っています。

ただ、ゼンヴォTSR-Sが「トンデモ」なのはその出力でも価格でもなく、その変化自在なリアウイング。

【動画】この動きは想像を遥かに超えてた。ゼンヴォTSR-SのリアウイングがもうSFメカな件

| この動きは想像を超えてた | ZENVO(ゼンヴォ)TSR-Sがサーキットを走行する動画が公開に。 単にサーキットを走行するだけであればそう珍しくはない(いや珍しいか)のですが、今回はゼンヴォTS ...

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ダウンフォースのみではなく「コーナリングフォースも」コントロール

とにかくこのゼンヴォTSR-Sで注目すべきはこのリア・ウイング。

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2本のアクチュエーターで作動する構造を持ちますが、ウイング下側中央のフレキシブルなヒンジにて、自由にその動く方向を変えることができるわけですね。

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たとえば直線だとウイングは左右方向に水平ですが・・・。

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コーナリング時にはウイングが「傾く」ことに。

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そして加速に入るとダウンフォースを最小化して抵抗を減らすべくウイングが”寝る”ものの・・・。

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ブレーキをガツンと踏むとウイングが「立つ」ことでエアブレーキとしても機能します(かなり角度がついてる)。

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なお、このリアウイングは最大にて左右で20度の角度をつけることが可能だそう。

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ZENVO TSR-Sはこんなクルマ

ゼンヴォTSR-Sは上述の通り1,177馬力を発揮するハイパーカーですが、搭載されるエンジンは5.8リッターV8スーパーチャージド。

TSR-Sは2009年から販売されている「TS」の最新モデルということになりますが、この強力なエンジンによって0−100km/h加速は2.8秒、最高速は325km/h。

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ZENVOが1177馬力のハイパーカー発表。エアコンなし、オーディオもなし。ただし0-100キロ加速は2.8秒と「世界最速クラス」

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車体構造はカーボンファイバー製バスタブシャシーにアルミニウム製サブフレームを組み合わせており、マクラーレン各モデルやランボルギーニ・アヴェンタドールと同様の構造を持つということになります。

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エンジンはリアミッドにマウントされ、トランスミッションはデュアルクラッチ、駆動輪は後輪のみ。

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画像を見るにフレームのみではなくエンジンルーム内のパネルやクロスメンバーもカーボン製。

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さらにはかなり質感の高い作りをもっており、意外と(?)しっかり作り込まれているということがわかります。

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インテリアもやはりカーボンだらけ。

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加えてアルカンターラも使用され、レーシーさと高級さとが同居する内装でもありますね、

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エアコン吹出口までもデザインされており、こういったところを見ると、2億円近いお金を富豪から引っ張り出すための仕掛けが盛りだくさんだともいえそうです。

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なお、ドアは意外と「横開き」。

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なお、この「可変ウイング」については、メリットよりデメリットのほうが大きいという声も多く、というのも、このアクティブエアロは「一輪だけ」にしかダウンフォースをかけることができず、となるとスケードボードのように、ダウンフォースがかかった対角線上のタイヤの接地力が抜けてしまうため。

ゼンヴォ社によればウイングが可動することで全体のダウンフォースは3%減少するものの、左右にかかる圧力は30%移動するといい、そこまで極端に「一箇所が押されることで、前輪が浮いてアンダーステアが出る」わけではないようです。

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ただ、実際にこういったクルマを購入する人はシリアスにサーキットを攻めたいと考えているわけではなく(であれば、もっと優れた他の選択肢がたくさんある)、よって「他のクルマと違う何かを」持っているだけで十分なのかもしれません。

実際にこのウイングの動きはドアミラーからも見ることができ、購入した際の満足度もけっこう高いと考えて良さそうですね。

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ゼンヴォTSR-Sのリアウイングが奇妙な動きを見せて走る動画はこちら

参照:Carfection

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