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それにしてもマクラーレン720Sの挙動には不明なところが多い
さて、シンガポールにてちょっと不可解なマクラーレン720Sの事故が発生。
これは高速道路上にて起きたもので、なぜかマクラーレン720Sが急にハンドルを切り、そのまま中央分離帯に突っ込んで大破したというもの。
動画を見ると、急ハンドルを切る理由はないようにも思われ、謎が多い事故となっています。
なおマクラーレン720Sのドライバーは一命をとりとめたものの、現在は病院に収容されているようですね(自力で脱出したそうなので、怪我もひどくないのかもしれない)。
そして幸いなことに、周囲のクルマへの被害も「ゼロ」。
マクラーレン720Sの事故はこうやって起こった
公開された動画はミニのドライブレコーダーの画像をそのままアップしたものですが、そのぶん臨場感あふれる内容に。
まず、高速道路(3車線)をミニが走行しています。
その後、一番左の車線から白いマクラーレン720Sが登場。
かなりのスピードを出しているようですね。
マクラーレン720Sのいる車線にはクルマがいないので、車線変更を行わず、まっすぐ走ればいいだけのようにも思えるのですが、そこでなぜかマクラーレン720Sはグイっと右に車線変更。
そのままミニの前を横切って・・・。
中央分離帯にドカン。
画面右端の方には宙を舞うマクラーレン720S(もしくはその一部)が見えますね。
なぜマクラーレン720Sがこういった行動を取ったのかはわかりませんが、「ちょっと追い越しをかけてみたかった」のかもしれませんし、車両になんらかのトラブルがあったのかもしれません。
なお、車線変更時にテールを振り出しているようには見えず、一直線に中央分離帯へと突っ込んでいるようで、移動した車線にとどまることができず、そのまま慣性にて右へ流れてしまったという感じですね。
クラッシュの後、マクラーレン720Sのドライバーは自力でドアを開けて脱出したといいますが、もし「ひっくり返っていたら」ディへドラルドアを開けることはできず、外部の救助を待つ必要があったのかもしれません。
車両の破損状況を見ると「全損」となりそうで、そしてオーナーにとって残念なのは、シンガポールにおいてマクラーレン720Sは「税金を入れると8000万円くらいになる」ということ。
追い抜きと追い越しはこう違う
参考までに、追い抜きと追い越しとは全く異なるクルマの動きを指しており、追い越しとは、車線変更を行って他のクルマの前に出ること(画像はチューリッヒ自動車保険から)。
一報、追い抜きはそのまま車線変更をせずにほかのクルマの前に出ることとなっています。
なお、道路交通法第30条では、9つの状況での追い越しが禁じられており、これに違反すると小型車だと9,000円、大型車だと12,000円の反則金が課せられ、違反点数として2点を減点されます。