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【動画】テスラ・モデルSプラッドは一般道でも「0-60マイル加速1.99秒」を出せるようだ!こんなクルマを普通に売ってもいいものか・・・

2021/07/24

テスラ・モデルSプレッド

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それにしてもテスラ・モデルSプラッドの速さには驚かされる

さて、テスラは0-60マイル(0−96km/h)加速を1.99秒でこなすという触れ込みにて「モデルSプラッド」を発売していますが、今回ドラッグレース系ユーチューバー、ドラッグタイムス氏が「本当にこの数字が出るのかどうか」を試すことに。

そして同氏はドラッグレース用のコースではなく「一般道」でこれを試しており、結論から言うと「本当に1.99秒で走ることができた」。

つまり、テスラの公表した性能には嘘偽りなしということですね。

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まさか本当にこのタイムで走るとは

今回ドラッグタイムス氏が使用したテスラ・モデルSプレッドは「バッテリー残量79%」。

この状態でGPSを使用して計測すると2.16秒で60マイルに達していますが、これだとテスラの主張する1.99秒には届かない状態です。

ただ、テスラのいう「1.99秒」はロールアウトを考慮したタイムなので、ロールアウト(1フィート/約30センチ)を計算に入れると1.99秒ということになり、テスラの言う数値は「現実的に出せる」ということが立証されています。

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ロールアウトとはなんぞや

なお、ロールアウトとは、アメリカのドラッグレースのタイム計測において一般的に採用されるもので、光電管式計測器の使用が前提となっています。

まずスタート地点において、光電管式計測器の「光を出す側」と「受光部」がコースと90度、つまり左右に設置されており、タイムを計測するクルマはコースに入って「光」をタイヤで遮るように停止します。

この時点では受光部が光を受信できない状態となっていますが、スタートしてタイヤが転がり出すと受光部が(タイヤで遮られていた)光を検知してタイムの計測を開始。

そしてゴールにて再び光電管式計測器の光を遮ったところで「計測終了」となるわけですね。

よって、ロールアウトは「実際にはクルマがちょっとだけ(約30センチ)動いた時点で計測が始まる」ことになり、つまりゼロスタートからの計測ではないということが重要。

これは(GPS計測などの)ゼロスタートからのタイム計測に比較して0.2~0.3秒ほど速いタイムが出るとされていますが、欧州車はゼロスタート計測、アメ車はロールアウトでの計測タイムを公称値として採用する傾向があるようです。

よって、今回のテスラ・モデルSプラッドにおいて、GPS計測だと2.16秒、しかしロールアウト補正を入れると1.99秒という数字が成り立つわけですね。

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その他の計測においても1.9秒台を計測

なお、今回のドラッグタイムス氏の計測では「1%の勾配がある(下り坂になっている)」のでタイム計測には有利な状況ですが、「一般道」というのは逆に不利な点。

このほか、モータートレンドが計測した数値だと、ドラッグレース専用コースにて「ゼロスタートから」だと2.07秒、ロールアウトだと1.98秒を記録していて、この数値を見る限り、およそ「どのような状況でも」テスラの公言する1.99秒を達成できるのかもしれません。

テスラ・モデルSプレッドが0-60マイル加速1.99秒を記録する動画はこちら

参照:DragTimes

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