【動画】現代のスーパーカーはここまで性能が向上していた！V10時代のF1マシンとマクラーレン570Sとが加速・減速での対決を行い、驚くほど近い結果となる

｜　まさかマクラーレン570Sがここまでの性能を示すとは考えてもみなかった　｜

どう考えてもF1マシンのほうが「倍くらいの差」をつけると予想していたが

さて、ユーチューバー「Driven Media」がV10時代のF1マシンとマクラーレン570Sとで加速を競わせるという動画を公開。

正直言って、動画を見るまでは「F1マシンが勝つに決まっていて、絶対勝負にならないだろう」と考えていたものの、実際に動画を見てみるとなんと「いい勝負」を繰り広げており、現代のスーパーカーはーここまで速くなったのか・・・。と驚かされます。

実際に走ってみたらこうなった

なお、このF1マシンに積まれるV10エンジンは770馬力を発生し、車体重量はなんと675kg。

一方のマクラーレン570Sは570馬力そして車体重量は1490kgなので、パワーウエイトレシオからすると倍くらいの差異があるということに。

よって、スタートからゴールまで一貫してF1マシンのほうがリードを圧倒的に広げ続けるだろう、とぼくは考えていたわけですね。

ただしスタート直後ではほぼ差がついておらず、確度の問題かもしれませんが、マクラーレン570Sのほうがリードしているのでは？と思えるほど。

そしてちょっと走ってもまだ両者は同じくらい。

F1マシンはそもそも「ゼロからのスタート」を想定した設計と設定を持たず、よって0−100km/h加速はそんなに速くはない（市販スーパースポーツのトップクラスと同じくらい）と聞いたことがありますが、まさにそんな感じですね。

ただし得意な領域に入ると「水を得た魚」に

ただ、F1マシンが「設計時に想定された速度域（パワーバンド）」に入ると急激に加速が凄まじくなり・・・。

マクラーレン570Sを大きく引き離して・・・。

9.6秒でゼロヨンを走り抜けます。

マクラーレン570Sは10.8秒でゴール。

マクラーレン570Sは敗れはしたものの、ぼくの事前イメージだと「F1マシンは6秒台くらいで走るんじゃないか」とも考えていただけに、これは相当に驚く結果だと認識しています（ぼくだけ？）。

このほかローリングスタート含むいくつかの対決を行っているものの、「到底歯が立たない」というレベルではなく、よってマクラーレンでも720Sや765LT、もしくあはリマック・ネヴェーラ、フェラーリSF90あたりを持ってくればいずれかの勝負で勝てたかも。

つまりF1マシンと市販スーパースポーツの差はかなり短縮されていると考えてよく（F1の進化がレギュレーションに阻まれているとも言える）、アストンマーティンがヴァルキリーのパフォーマンスについて「F1マシンよりも速い」と豪語するのにもうなずけます。

なお、面白いことに、時速160キロからの減速にかかる距離はなんとマクラーレン570Sのほうが短く、しかしこれはF1のブレーキは「時速60マイル以下での減速」をほとんど考慮していないためなのだそう（市販車は完全停止を目標にブレーキが設計されていると思うが、F1マシンはそうではない）。

F1マシンとマクラーレン570Sとが驚きの勝負を繰り広げる動画はこちら

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参照：Driven Media