| 今後、世界各地に続々シロン・スーパースポーツ300+が納車されるものと思われる |
特別すぎるクルマだけに、開封の儀も「やりすぎる」ことはない
さて、時速483キロを記録し、現在(ギネス認定ではないけれど)世界最速のクルマとなったブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+。
ブガッティはこのクルマを30台限定、1台約4億6000万円にて発売していますが、つい先日その「初期生産ロット」の9台が出荷されたと案内されたばかりです。
そして今回、コネチカット州にてフェラーリやマセラティ、アストンマーティン、ベントレー、マクラーレンのほか、ブガッティの正規ディーラーを務めるミラー・モーターカーズが「シロン・スーパースポーツ300+開封の儀」を動画にて公開して「ちょっとした」話題に。
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そろそろスーパーカー「開封の儀」は飽きてきたような気もするが
なお、こういったスーパーカー開封の儀はYoutube上での人気コンテンツではあるものの、そのぶん頻繁に目にするため、やや食傷気味という現実も。
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ただし今回はブガッティ、しかも30台のみの超限定モデルということもあって、これまでの開封の儀に比べると特別な内容となっています。
まずは広い敷地に置かれるコンテナ2つ。
この中にそれぞれブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+が収まっているわけですね。
固定されているパネルを外してゆくと・・・。
シロン・スーパースポーツ300+登場!
かなり「ピッチリ」収まっているので、コンテナに収める際やコンテナを分解したり、そこから出す際にはかなり気を使いそうですね。
さらにコンテナ前部を開き・・・。
シロン・スーパースポーツ300+がゆっくりと出てきます(コンテナをLEDでライトアップするなど、かなり手が込んでいる)。
さらにシロン・スーパースポーツ300+を囲むようにライトアップし、ドローンによる空撮も。
炎によるパフォーマンスも行いますが、こういった「イベントにて炎を吹き出すための専用の機械」があるようですね。
後ろには消防車も待機しており、安全性にも注意を払っています。
さらにはドカンと花火も!
ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+はこんなクルマ
このブガッティ・シロン・スーパースポーツは上述の通り「現時点での世界最速」ですが、これは2019年にブガッティのテストドライバーであるアンディ・ウォレス氏のドライブにて、VWグループのエーラ・レシエン・テストコース上で記録されたもの。
「ヴェイロン・スーパースポーツ」が世界最速を記録した際には「ブラックとオレンジ」のカラーリングを持つ限定車「ヴェイロン・ヴィテッセWRC(ワールド・レコード・カー)」が発売されていますが、このシロン・スーパースポーツ300+も同様のカラーを持つということになりますね。
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シロン・スーパースポーツ300+のボディパネルは専用設計となり、 「空力学的に最適化」されることで時速420kmを超えても完全に安定した状態で走行できるといい、最も大きな視覚的変化は25cm延長されたロングテール(層流がボディの上をより長く通過することを可能にし、空気力学的失速を40%以上も低減している)。
さらにフロントコーナーにはエアカーテンが装着されて余分な空気圧を車の側面に向けて分散させ、それと同時にホイールアーチと前輪の後方に設けられたエアアウトレットからは過剰な圧力を各ホイールハウスから抜き出して「少量の負の揚力を発生させ」抵抗を低減している、とのこと。
ボディだけではなくエンジンカバーやワイパーまでもがカーボンファイバーにて製造され、フロントグリル内のエンブレムは「シルバーとブラック」の専用品(通常はレッド)、ホイールにはマグネシウム合金が用いられています(”ノクターン”と呼ばれる特注カラー)。
搭載されるエンジンはブガッティのアイコンでもある8.0リッターW16、そして通常のシロンに比較して+100馬力を上乗せした1600馬力 。
このパワーを担保するため、ブガッティのエンジニアは新しい熱管理システムを開発し、最高速度で走行しているときでもエンジンとギアボックスが冷却されるようにした、とアナウンスされています。
ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+開封の儀の動画はこちら
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