｜ いくら何でもF1マシン用のエンジンをスワップしたカスタムカーは見たことがない ｜
いったいどんな走りをするのか、さらなる情報が待たれる
さて、プロフェッショナル・ドリフター、ライアン・ターク選手がなんとGRスープラにF1マシンに積まれていたのと同型のエンジンを搭載したニューマシンを披露。
ちなみに同選手はトヨタ86にフェラーリ458イタリアのエンジンを押し込んだ「GT4586」を製作・所有していることでも有名ですが、まさか「F1のエンジンとは」という感じですね。
さすがにF1用エンジンを搭載したカスタムカーというのは思い当たらず、記憶にあるのは「ポルシェ911・タグ・ターボ」くらい。※AMG GT Oneが発売されると、フェラーリF50とならび、数少ない「F1のエンジンを積んだロードカー」となるが、カスタムカーではおそらく例がない
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搭載されるのはジャッド製GV4 V10
そしてこのGRスープラに積まれるエンジンは「ジャッドV10」。
ジャッドはレーシングエンジンコンストラクターのひとつで、1971年にジョン・ジャッドとジャック・ブラバムによって設立されており、F1用だとCV型（ウィリアムズ、マーチ、リジェに供給）、EV（レイトンハウスに供給）、GV（スクーデリア・イタリア、ブラバム、アンドレア・モーダに供給）といったモデルがリリースされており、今回GRスープラに搭載されるのは「GV型（GV4）」。
このほかGV型は（過去に）ル・マン、インディカー向けとしても供給されていて、このGV4だとエンジン単体での重量はわずか145kg、レブリミットは11,000RPM、最高出力は730PS、リビルドのインターバルは3,200km。
制作にかかったのは18ヶ月
この「F1用V10エンジン搭載」GRスープラの製作には18ヶ月を要したといい、動画ではその様子も公開。
車体はドンガラの状態にまで分解されてエンジンを積み込んでいますが、搭載位置はかなり低いように見えますね（意外とちゃんと収まるのにはびっくり。狭角V型エンジンならでは）。
もちろん室内はロールケージでガッチリ保護。
だんだん形になってきて・・・。
カーボンファイバーにてボディパネルが製作されて取り付けられることに。
エキゾーストパイプはサイド出し。
ブレーキキャリパーは超でっかいブレンボ製。
もちろんトラック（トレッド）は大きく広げられ、サスペンションも強化されており、トランスミッションはホリンジャー製のシーケンシャルが組み合わせられます。
現在まだまだ調整中と見え、実際にドリフト走行は行っていないものの、試運転の際であっても「とんでもない」爆音を発していて、実戦投入が楽しみでもありますね。
F1由来のV10エンジンを搭載したGRスープラを紹介する動画はこちら
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参照：RyanTuerck